パートタイマー。 (ページ11)

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「Aちゃんはさ！」

「へー！すげぇ！」

「大変そうだよなぁ、偉いわほんと」

たくさん質問してきて答えること全てに

120%のリアクションで返す姿みてたら

この人は悪い人じゃないなってわかった。

それに、

「ベッキョンさんは、将来何なりたいとかあるんですか？」

「俺？はんーまぁ

親の仕事を継げば安定確実って感じなんだけどさ、

もっと自分のやりたいことがこの世界にはあるはずだ、って思って

探し始めたら楽しくなってきちゃって、

ま、詳しいことは話すと長くなるからさ！」

やっぱちゃんとしっかりしてるし、

凄いなこの人

「お待たせいたしました、アイスティーと

モンブランとチョコケーキです」

「ありがとう～！」

「ごゆっくりどうぞ」

ケーキを運んできたセフンさん、

今度はノールックで戻っていった

「はいテキトーに頼んじゃったけど！好きな方食べて！

あ、どっちも食べたかったらどっちも食べていいから

あ、ちなちな！俺の話に付き合ってもらってるからもちろん全部おごりだから気にしないでね？！」

「え、そんな悪いです、！」

「自分の働いてるお店のケーキなんだし確実に美味しいでしょ！

お腹すいてないなら無理しなくていいけどさ！疲れた時は甘いもの大事～」

ケーキって正義だよねーとか楽しそうにいう。

働いた後でお腹空いてはいたから、

お言葉に甘えて一つ食べさせてもらう

もう一つの方はベッキョンさんが美味しそうに食べていた

なんだろうこの人、

頭悪そうにチャラいのはあるけど、()

絶対モテるタイプの人間の要素がつまってるよね。

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