四人の警察官と四季の夢 (ページ3)

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春、2話ページ3

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あれよあれよと少女に連れられ二人は交番に着いた

『こんにちはー！！！』

少女が大きく挨拶をすると、奥から警察官のおじさんが出てきた

「はいこんにちは。どうしたのかな？」

『あのね、このおにーさんがまいごになっちゃったんだって！でもたぶん、おにーさんはけーさつかんなんだ』

男性をの袖を引っ張り、少女は自分なりにおじさんに伝えた

「お兄さん…ってどの人かな？」

『え？おにーさんはおにーさんだよ？』

「あの、俺なんですが…」

男性も声をかけ、少女も再度袖をくいくいと引っ張るが、おじさんはただ首を傾げる

「…なにかの遊びかな？おじさんはこれから外に出なきゃ行けないから、友達と遊んでおいで。」

そう言って少女の頭を撫で、室内へと戻って行った

「どう言うことだ…？」

『へんなの。おじちゃんにはおにーさんが見えてないのかな？』

男性と少女は静かに顔を見合わせる

「…それって俺が死んでるみたいな」

『…おにーさんっておばけなの？』

二人が声を発したのはほぼ同時だった

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