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四十一 ページ45

宇髄視点



















『━━━━━━━━━━━━━宇髄さんは、鬼殺隊ですよね。猪子ちゃんや、耳飾りの子、金髪の子も。』



















 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花














 


  そんな言葉が似合う奴だった。


















  透けるような肌に珍しい白銀に輝く髪。漆黒の眼。












 



















  正直警戒していた。


















  まきをからの連絡が途絶えたのはこの遊女━━━━━━━━━━━涼風花魁と接触してからだ。



















  鬼なのかもしれないと思っていた。



















だが、その予想はすぐに打ち壊された。



















━━━━━━━━━━━この遊女が、藤を纏っていたからだ。



















藤色の着物に身を包み、髪には藤の花を模った簪。更には部屋に焚かれる藤の香。



















鬼は藤の花を嫌う。だから、こんな藤の香を焚いた部屋にいる事は不可能だ。



















この遊女は鬼ではないという事を確信せざるを得なかった。



















ならば、鬼殺隊の協力者なのだろうか。



















もう一度じっくりと観察してみる。













  その視線に気がついたのか、涼風花魁はゆっくりと下げていた頭を上げた。



















  その髪色に長い睫毛。










  そのはっきりと前を見る、

















その様に見ている訳ではないのに、見るものを圧倒する様な射すような明眸が



















  誰かに重なった。



















誰だ?



















  よく思い出してみれば、その花魁に重なったのは、自分の同僚である、


















風柱 不死川実弥 であった。



















 

誰にも聞き取れないような声で





「不死川……?」と呟く。














  何か花魁は考え事をしているようだった。



















 花魁から目を外すと、











その花魁がゆっくりと口を開いたのだ。



















  『宇髄さんは、鬼殺隊ですよね。猪子ちゃんや、耳飾りの子、金髪の子も。』



















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- 薬屋が入ってるっ! (3月10日 19時) (レス) @page15 id: e1e4f9cf08 (このIDを非表示/違反報告)
Moon(プロフ) - こんにちは(*ˊᵕˋ*)コメント失礼します🙇‍♀️とても、続きが気になるのでよろしくお願いします。m(_ _)m (10月29日 9時) (レス) @page49 id: b2ea47ad96 (このIDを非表示/違反報告)
時雨、ときどき猫。 - 熊胆とか牛黄の時点でうすうす気づいていたんですが、これって薬屋のひとりごとですよね!それを思いつくなんて流石ですね!これからも頑張ってください! (6月8日 16時) (レス) @page14 id: 5c49e2991a (このIDを非表示/違反報告)
麗葉 - 薬屋のひとりごとですよね!私大好きなんです!コメントしてる方々も知ってる方がいらっしゃって嬉しいです! (5月15日 20時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)まっちゃ?(プロフ) - わ!もしかして心中の騒ぎのってもしかして薬屋のひとりごとの時間ですか?!私薬屋のひとりごとめちゃくちゃ好きなのでびっくりしちゃいました! (2023年5月1日 21時) (レス) id: c14969ce2c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪梅 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2023年3月4日 13時

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