風柱の姉は花魁です

二十二 ページ23

只、疑問なのは私の血の事。








　 鬼は「稀血」だって言っていたけれど、









　








　 私の血が鬼にかかると、鬼の細胞を破壊した。















　 他の稀血とは違う。



















…











…
　

　






　 ……うん、もうこの話はやめよう。(考えるのが面倒くさくなった人)















　






　 まだまだ私は鬼や鬼殺隊のことをよく知らないんだし。















　






　 考えるのを強制終了し、目を瞑る。















　 生暖かい風が頬を撫でる。





　











　 浮かんでくるのは助けてくれた鬼殺隊の人の顔。



















　 あの人、実弥と同じくらいの歳だったな。









　

　 否、私と同じかちょっと年上くらいか。














　 実弥や玄弥も鬼殺隊に入っていたりして、


















　 ……………………ありえすぎて怖い。















　 もしそうならば、


　






　


　

　 私としては、大切な弟達が命をかけて戦っているのに、










　 姉である自分が戦っていないと言うことが不甲斐ないしもどかしい。













　
　 あ、そういえばこれは鬼殺隊に入っていてもいなくてもだけど、



　 二人とも、友達できているかなぁ。






　

　 ほら、二人とも中々怖い顔してるじゃない？






　

　









　 根は優しいんだけど誤解されやすいから、あの二人。
















　 そんな時にああいう人が声掛けてくれていると嬉しいな。















　 ねぇ、












　 “ 粂野匡近”











　 さん。

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