検索窓
今日:4 hit、昨日:8 hit、合計:28,298 hit

51 ページ3

.




.




.




「…エル…」


.




.





.




朝起きて、眠れない目をこすり
朝ご飯を作っていると

沙織が背伸びをして起きてきた



.




S「おはよう、A」

「…あぁ、沙織、おはよう、怪我の具合は?」

S「だいぶよくなってきたよ、ありがとね」

「いいよ気にしないで、」

S「ありがとね」



.




.




2人ぶんの朝ご飯を
テーブルに運び、私も椅子に座る。


.




.



S「…A…夜神くんに会ってる?」



.




沙織が聞きにくそうに
私の顔を伺いながら聞いた



.



S「いや…なんでもない」

「会ってないよ」

S「そ…そっか…」

「彼、大学にすら来てないみたい。」

S「…A、ごめんね」


.




.




「どうしたの?沙織、急に」

S「私が勝手なことしたから…あんた夜神くんと…」

「もう、やめてよ。元々夜神くんとは何もないんだから」


.



笑いながら沙織の方を見ると
沙織はバツが悪そうな顔をした。


.



S「…そんなこと言って…辛くない訳無いじゃない」

「…最初はね…でも今は大丈夫よ」


.



S「にしてもなんで?夜神くん…急に姿消して…」


.




.





沙織の話す声が遠く感じて行く


.




.




夜神くん…はキラなんだよ沙織



.




.




彼が人殺しをしてたのよ…
正義だって…

犯罪者を裁くのが…正義なんだって



.



.




夜神くんの笑顔が頭をよぎった



.





.




S「ちょ…ちょっとAどうしたのよ…」


.




.




気づいたら涙が出ていた




.




.




「…夜神くん…夜神くん…」



.




.





.





S「A……そんなに辛いなら…言いなさいよ」



.





.




沙織は私のもとに来て
私を抱きしめてくれた



.




.





.





本当は気づいてたのかもしれない



.




.




.





私は…




.




.




夜神くんを失うのが怖いんだ…




.




.





エルを愛するように、



.




.




夜神くんも愛してしまったんだ




.




.





.




.

52→←50



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (42 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
130人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

GAIN(プロフ) - ヨシュアさん» ご指摘ありがとうございます!!外しました!!! (2017年10月18日 10時) (レス) id: b57d4ae7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ヨシュア(プロフ) - オリフラ外して下さいね。 (2017年8月20日 23時) (レス) id: 79e3295e29 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:GAIN | 作成日時:2017年8月9日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。