デスノート-2- (ページ7)

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M「…月？」

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月はピンクのノートを見ていた

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M「月…それは」

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ノートを閉じて
立ち上がると

私の前に歩いてきた

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K「…ミサ」

M「…月が…月が悪いのよ！！」

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私は月を思い切り
ベッドに押し倒した

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M「私にはあなたしか居ないのに、なのに」

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月にまたがり
何回も何回も胸をなぐった

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K「ミサ…ミサ！！！」

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月は私の両手を掴み
自分に引き寄せた

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K「それは嫉妬か？」

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月は怒ったような顔を私に向け
私の目を見つめて離さなかった

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K「…ミサ、話がある、落ち着いて聞けよ」

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月は私を膝の上に座らせ
手を握った

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K「俺はエルと一緒にキラを見つける」

M「…何を言ってるの？」

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K「完全に俺がキラだとエルに知られてる以上、これが最善の手だ」

K「だからミサ…ミサはノートの所有権を放棄しろ」

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嫌よ…
月との繋がりを絶つなんて…

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M「…そんなのイヤ…」

K「ミサ」

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K「出来ないならミサ、俺とは別行動を取ろう。」

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月…

月の目は本気だった。

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そのノートの一件で
完全に私が必要なくなったんだ

あの女を傷つける私を
月は本気で捨てる気なんだ

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M「月…月…」

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本気で私を捨てるつもりなのね

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デスノートの所有権を放棄して
この気持ちだけ残るなんてイヤよ

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M「エルの名前を見るわ。」

K「ミサ」

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これが月といる方法

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K「ミサ…なら俺と中に入ろう。」

K「君はこのまま捕まる、俺は自分から監視を名乗り出る」

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K「ノートを2冊、埋めに行く、ミサのやることは何か、わかるね？」

M「うん、名前を見ればいいのよね、ノートを触って記憶が戻ったら」

K「いい子だ」

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月はきっと
私に自らこう言わせないと

レムに殺されるとでも
思ったのかな

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とにかく私は
残りの寿命を月に尽くすのみよ

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