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健くんが転校してきて2ヶ月が経った、6月下旬。
蒸し暑い日々が続く中、テスト期間中。
「「「あーもう、わかんない。」」」
物理のワークを前にギブアップをする私。
英語のワークを前にギブアップをする森田。
古典のワークを前にギブアップをする健くん。
ただいま私の家で3人、テスト勉強中。
「あーちょっと俺そろそろ行かなきゃ。」
「サッカー部午後練なの？」
「バカ、テスト中は部活ねーよ。塾行くんですー。」
「塾行ったってどーせ寝るんでしょ。」
「うっせえわ。じゃ、お先に。」
「じゃーね。」
森田、帰る。
健くんと2人、きり。
2ヶ月も経てば気づいている。
彼に対する自分の気持ちを。
だからこそ私の部屋で2人きりというシチュエーションが恐ろしくドキドキするの。
「ん？どーかした？」
「あ、いやっ、物理わかんなさすぎてぼーっとしちゃってた。」
「教えてあげよっか？」
「できんの？」
「できない。笑」
「だめじゃん。」
健くんが勉強の手を止めて頬杖をつく。
「ねぇ、Aちゃん誕生日いつ？」
いきなりだな…。
「誕生日…？11月14日だけど…。」
「そーなんだ。覚えとこ。」
「健くんは？」
「来月。7月2日。」
「来週じゃん…！」
どうしよ、プレゼント用意しようかな。
何も思いつかないや。
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郁(プロフ) - オリーブオイルさん» はじめまして！ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです(^ ^) (2017年3月4日 0時) (
レス) id: 32233899f8 (このIDを非表示/違反報告)
オリーブオイル(プロフ) - 好きです。こういう作品 (2017年3月3日 23時) (レス) id: 3abf6edc05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：郁
| 作成日時：2016年6月15日 0時
