21. ページ21
.
食べ終わってお皿を流しに突っ込んでケーキとジュースを用意する。
「健くん、目つぶって。」
「え、なに？なんで？」
「いいから！」
ちょっと笑って健くんが目を瞑る。
その間にケーキとジュースとプレゼントを目の前に置いて座る。
「目開けていいよ。」
パチッ、と目を開けた途端健くんの顔に満面の笑みが広がった。
「超美味しそうだし、何これ。開けていい？」
「いいよ。」
ラッピングをワイルドにも破って開けた彼はTシャツを取り出して私を見た。
「ねぇ、それとお揃い？」
「そう。」
私は自分が着ている服を見て笑った。
「これ可愛い。シロクマがアイス食べてるの可愛い！ありがとう！あ、着てみてもいい？」
「もちろん。」
そしたら健くんがその場で着ていたTシャツを脱いでシロクマに着替えた。
ちらっと見えたバッキバキの腹筋にちょっと惚れたとか言っとく。
「わー！お揃いじゃん！ね、写メ撮ろ。」
「お揃い2人で？」
「当たり前！」
自分のスマホを手に取ると私の隣に並んでツーショット。
あの、こんなに近いの慣れないんですけど！
私が近くでドキドキしてるにも関わらず元の場所に戻ってケーキを頬張る健くん。
微笑ましいにもほどがあるでしょう。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 164人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
郁(プロフ) - オリーブオイルさん» はじめまして！ありがとうございます。そう言っていただけて嬉しいです(^ ^) (2017年3月4日 0時) (
レス) id: 32233899f8 (このIDを非表示/違反報告)
オリーブオイル(プロフ) - 好きです。こういう作品 (2017年3月3日 23時) (レス) id: 3abf6edc05 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：郁
| 作成日時：2016年6月15日 0時
