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Aside
テストを受けながら頭痛は悪化するばかりで、後半はテストどころではなかった。
試験監督「終了！筆記用具を置いてください。」
今日最後のテストが終わった。
テストが終わった安心からかぼーっとしているうちに、いつの間にか大野先生が来ていて、HRが始まっていた。
智「んぁーテストお疲れさまぁ。あと2日頑張れよぉ。」
いつもの間延びした声で、HRが終わったことを知らせ、大野先生は去っていった。
遥香「今日どうする？またスタバで勉強教えてほしいんだけど…！あ、多分雅紀と櫻井くんも一緒だよ〜」
テスト期間中は4人で勉強することが多い。
けど今日はもうそんな気力がなくて…
A「ごめん！今日ちょっと家の用事があるから帰るや…」
遥香「おっけいー！じゃーね！」
遥香と話し終わって自分の席に戻ると、汚い字で殴り書きしてあるメモが置いてあった。
"今日はもう帰れ いつものとこで待ってる"
甘えたくはなかったけど、1人で帰れる自信もなかったから助かった。
教室を出たら廊下で、相葉くんと遥香が
雅紀「やばくない！？翔ちゃんもいなくて俺ら2人じゃ絶対勉強しないよね！？あひゃひゃー」
遥香「ま、いっか！とりまスタバ行こっ」
なんて話してるのを聞いて、申し訳なく思いながら、いつもの場所へ向かった。
小道に入って翔が見えたから、さっきの遥香たちの会話を報告しようなんて思って、走っていこうとした。
そしたら、目の前が真っ白になって、
あ、このまま倒れる。
と、瞬間的に思ったけど遅かった。
翔「…っ！ あっぶねー」
A「ごめん！ほんとに…」
真っ白だった目の前がだんだんはっきりしてきて、翔に支えられてるんだと分かった。
あぁやっちゃった。こうだけはなりたくなかったのに。
翔「このままおぶってくから。背中乗って。」
A「大丈夫。歩けるから！ほんとごめん！」
翔「いーから！こっからの道誰も通らないしいいだろ？」
A「ほんとに…ごめん…」
翔「もう謝んないでいいから、な？行くぞ。」
A「ありがと。」
本当は目眩もするし、自分で歩けるわけないって分かってた。
素直におぶってもらったその背中は、たくましくて、温かくて、はるか遠い昔の記憶の欠片と似たような感覚がした。
翔「うちだと優がいて休まんないだろうから、お前ん家で一緒にいる。」
微かに聞こえたその声に返事をしようと思ったけど、できなかった。
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千夏(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります！これからも更新頑張ります(*^^*) (2019年7月12日 18時) (
レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» いえいえ！ 本日も更新ありがとうございます！ 毎日楽しみにしてます！ (2019年7月10日 18時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - ayaさん» すみません、すっかり忘れていました…(^_^; わざわざ教えていただき本当にありがとうございます！ (2019年7月10日 7時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» コメントありがとうございます！ はい！応援してます！ ちなみに、返信するときはレスっていうのを使うといいですよ！(知ってたらごめんなさい) (2019年7月10日 7時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - コメントありがとうございます！感想とても嬉しいです(*^^*)感謝の気持ちは更新でお返しできたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年7月10日 0時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夏 | 作成日時：2019年7月8日 11時
