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Aside
心臓のドキドキが止まらない。
その理由は分かってる。
翔のことが好きだから。
それでも恋人になりたいと思えないのは、このままの関係でいたいと思うのは、私の心の弱さだ。
私たちがキスしたことに満足したのか、優ちゃんは宿題をやりに行ってしまった。
残された翔と私。
気まずい。非常に気まずい。
A「じ、じゃあそろそろ帰ろうかな。」
翔「お、おう。」
2人とも絵に描いたようなしどろもどろだ。
ちょうどいつも帰る時間になってたし、今日は帰ることにした。
A「ごちそうさまでした！ありがとうございます！」
良子「優と遊んでくれてありがとね〜またいらっしゃい！」
純「気をつけて帰るんだぞ。」
おじさんとおばさんに挨拶したころには、さっきの気まずさはなくなってた。
ちょっと寂しいけど幼なじみの特権かな。
翔「行くぞ。」
隣だから危ないことなんてないのに、"女の子を1人で歩かせるな"とおじさんが言うので、いつも翔が家まで送ってくれる。
A「ありがと。ここまでで大丈夫。」
翔「おう。まだ誰も帰ったきてなさそう？」
A「うんまあ…多分帰ってこないよ笑」
翔「なんかあったらLINEしろよ。」
翔と別れるときは、決まってどうしようもなく寂しくなる。
櫻井家のあの温かさから、自分の家の冷たさを感じた瞬間、泣きたくなる。
だから、
A「大丈夫だよ〜もう高校生だよ？笑」
わざと笑って、無理やり笑顔を作って、そう返事をする。
これもいつものこと。
翔に背を向けて、玄関に向かおうとしたとき、
翔「なんもなくても電話でもLINEでもしていいから。」
これはいつものことじゃない。
急にそんなこというなんてずるいじゃん。
不意打ちの優しさに泣きそうになる顔を隠すように玄関のドアに手をかけながら、
A「うん。ありがと。」
翔「じゃあ、また明日な。」
家に入ると無性に寂しくなって、ベッドにダイブして布団の中に潜った。
泣きたくなったときの昔からの癖だ。
ピロン
翔"優が寂しがってる笑"
そんなLINEとともに送られてきたのは、変顔をしてる優ちゃんの写真。
A"優ちゃん可愛い笑"
翔"またあそんでね！Aねえちゃん！"
これはきっと優ちゃんが打ったんだろうな。
あぁもうなんでこんなに優しいかな。
どんどん好きになっちゃうじゃん。
この気持ちに正直になれるまで、もう少し。
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千夏(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります！これからも更新頑張ります(*^^*) (2019年7月12日 18時) (
レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» いえいえ！ 本日も更新ありがとうございます！ 毎日楽しみにしてます！ (2019年7月10日 18時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - ayaさん» すみません、すっかり忘れていました…(^_^; わざわざ教えていただき本当にありがとうございます！ (2019年7月10日 7時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» コメントありがとうございます！ はい！応援してます！ ちなみに、返信するときはレスっていうのを使うといいですよ！(知ってたらごめんなさい) (2019年7月10日 7時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - コメントありがとうございます！感想とても嬉しいです(*^^*)感謝の気持ちは更新でお返しできたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年7月10日 0時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夏 | 作成日時：2019年7月8日 11時
