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翔side
今日の部活終わり、いつも通り終了時刻を伝えに大野先生がやってきた。今思えば、きっとAの面談が終わったタイミングだったんだろう。
智「はぁい今日も終わり〜解散〜！」
部員「はい！」
片付けをしていると、大野先生がやってきて、小声で喋りだした。
智「進藤の面談さっき終わったから、一緒に帰ってやれ。」
翔「え、あ…はい。」
今日の朝、もしかしたらお母さんと帰るかもしれない、とちょっと嬉しそうに言っていたA。それが叶わなかったのだと分かって、切なかった。
一緒に並んで帰っている今、Aは笑顔で明るく振舞っているけど、心の中では泣きたいんだろうな、と思う。その証拠に、時々強く唇を噛み締めるから。
ただ、朝のあの笑顔を思い出すと、なんて言うのがいいのか分からなかった。
しばらく続いた沈黙を破ったのはAだった。
A「翔の面談も今日だったよねー？どうだった？」
翔「なんもねーよ？希望のコース伝えてそれで終わり笑」
A「そっか。やっぱり国公立コース？」
翔「うん、親父の大学行きたいし。」
A「じゃあ3年間クラス一緒かもね笑」
翔「そうだな笑」
国公立コースは1クラスしかない。だから、2人とも同じコースを選べば、同じクラスになる。しかも、卒業までずっとだ。
翔「そういえば、来年の担任も大野先生かもよ？」
A「え、なんで？」
翔「本当は言っちゃいけないらしいんだけどさ、ポロッと言ってた笑」
A「じゃあ担任も3年間一緒か笑」
翔「だな笑」
そんな話をしてたら、家の前に着いた。
俺の家はもちろん、Aの家にも珍しくあかりがついていて、誰かいるようだった。
それに気づいたAの体が一瞬強ばる。
それでもすぐに元の笑顔を取り戻したAは
A「じゃあね、また明日ね！」
と言って家へ向かった。
その後ろ姿を見て、なんだかこのままAを家に帰しちゃいけない気がして、
翔「なぁちょっと散歩でも行かね？」
と声をかけた。咄嗟にでた言葉だったから、自分でもなんで散歩なのか分からない。もっとかっこいいことでも言いたかったし、笑
Aはすぐに振り返って、
A「急にどうしたの？」
とびっくりした顔で答えた。
翔「そういう気分。いいから付き合って？」
A「うん、全然いいけど。」
Aを家に帰したくなかったのもそうだけど、それよりも俺がAと一緒にいたかった。
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千夏(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります！これからも更新頑張ります(*^^*) (2019年7月12日 18時) (
レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» いえいえ！ 本日も更新ありがとうございます！ 毎日楽しみにしてます！ (2019年7月10日 18時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - ayaさん» すみません、すっかり忘れていました…(^_^; わざわざ教えていただき本当にありがとうございます！ (2019年7月10日 7時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» コメントありがとうございます！ はい！応援してます！ ちなみに、返信するときはレスっていうのを使うといいですよ！(知ってたらごめんなさい) (2019年7月10日 7時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - コメントありがとうございます！感想とても嬉しいです(*^^*)感謝の気持ちは更新でお返しできたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年7月10日 0時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夏 | 作成日時：2019年7月8日 11時
