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Aside
あっという間に翔の試合が始まって、あっという間に終わった。正直、テニスのルールは全くわからない。今回の試合の前に、遥香に聞こうかとも思ったけど、なんだか気恥ずかしくてやめた。
優ちゃんはもちろん、おじさんやおばさんもルールが分かってないらしく、なにも分からないままゲームは進行していった。
だから、途中経過なんてちっとも分からなかった。
ただ、翔が試合に負けたんだってことだけは、私にもわかった。
純「惜しかったなぁ」
良子「まあ来年まあるから…」
優「でも翔にぃかっこよかったよ？」
勝っていたら都大会に行けていた試合。
実は、うちの学校のテニス部は2年生が弱くて、1年生が強いという変わった構図をしている。
だから今回の試合に出ていたのは、相葉くんと翔の2人だけ。
ちなみに相葉くんは勝ち進んで、既に都大会の進出を決めたらしい。午後に決勝戦があると、興奮した遥香からLINEが来た。
多分この後、翔はお昼ご飯を食べにここに来る。なんて声をかけていいか分からなかった。
翔はああ見えても？めちゃくちゃ負けず嫌いだ。昔は何かに負ける度にわんわん泣いてたし、今も隠れてこっそり泣いているのを知っている。だから、なんて声をかけたらいいのか分からないのだ。
良子「あらら、翔が昼ごはんいらないって」
純「あいつ負けず嫌いだからな…今はほっといた方がいいんじゃないか？」
良子「そうね〜とりあえず先に食べちゃおっか！」
ほらね、やっぱり。
1人にしてほしいんだろうな。
仕方ないからお弁当を食べ始めようと、みんな箸を持ったそのとき、翔から私にLINEが来た。
"やっぱり昼ごはん行く"
"場所わかんないから迎えに来てくんない？"
横から画面を覗いたらしいおばさんが、
良子「じゃあAちゃん、お願いしていい？どうせ私たちが行っても意味ないし」
なんて言ってるけど、予想外だった。だって、ここには来ないと思ったから。
"わかった"と返信して、今いる場所を聞いて、そこに向かった。
そこに立っていたのは、意外にもすっきりした顔をした翔だった。てっきり暗い顔をしていると思ったから拍子抜けだ。
翔「わりぃ、ありがと。」
A「全然いいんだけど…じゃあ戻る？」
翔「ん、いやちょっと…」
よく考えたら翔は朝の時点で、私に気づいているんだから、場所がわかんないはずがない。じゃあなんで私を呼んだんだろう？私には分からなかった。
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千夏(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります！これからも更新頑張ります(*^^*) (2019年7月12日 18時) (
レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» いえいえ！ 本日も更新ありがとうございます！ 毎日楽しみにしてます！ (2019年7月10日 18時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - ayaさん» すみません、すっかり忘れていました…(^_^; わざわざ教えていただき本当にありがとうございます！ (2019年7月10日 7時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» コメントありがとうございます！ はい！応援してます！ ちなみに、返信するときはレスっていうのを使うといいですよ！(知ってたらごめんなさい) (2019年7月10日 7時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - コメントありがとうございます！感想とても嬉しいです(*^^*)感謝の気持ちは更新でお返しできたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年7月10日 0時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夏 | 作成日時：2019年7月8日 11時
