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Aside
あのあと、翔は何も言ってこなかった。
バレてないって安心する反面、言っちゃえば楽になるのになんて甘えた考えが頭をよぎった。
ううん。
翔に迷惑かけちゃいけないから。
"今日の朝ゆっくり行こうかな"
"さっき行ってて"
そうLINEした。
そしたらすぐに返信が来て、
"待ってっから"
"一緒に行く"
きっと私が翔と離れれば、花田さんは翔に何かすることもないだろう。
"試合前でしょ"
"翔は朝練行かなきゃだよ"
"分かった"
そう一言だけ返信が来たから、安心してスマホを閉じた。
今日の帰りはどうしようかな〜。
頭で冷静に考えようとするけど、金曜日の花田さんの冷たい目が頭から離れなかった。
授業は何事もなく終わって、いつも通りゆるーいHRが終わって。
今日はさっさと帰ろう。
そう思って、学校を出た。
翔にはあとでLINEしとけばいっか。
いつもの小道に入って、家に向かおうとしたとき。
花田「ねえ、ちょっといい？」
木の影から花田さんが現れた。
私のこと待ち伏せしてたのかな。
頭ではそんなこと考えてるのに、体の震えは止まらなかった。
冷たい目をして近づいてくる花田さんを見て、
あ、これはヤバいやつかも。
って思ったけど動けなかった。
花田「あんたみてるとさ、ムカつくんだよね。ぼーっとしてるくせに勉強はできてさ、おまけに櫻井くんに気に入られてるってなんなの。あんたみたいなブスがなんで！」
バシッ！
一瞬なんのことか分からなかったけど、頬に痛みを感じて、ぶたれたんだと分かった。
花田「どうせ家も金持ちなんでしょ？でっかい家住んでるしね。私みたいな貧乏の気持ちはわかんないんでしょうね！」
家まで知られていることの恐怖と、家族のこと何も知らないくせにという怒り。
違う。そんなんじゃない。
そう言いたかったけど、言い訳は許さないとばかりに、殴られて蹴られて。殴られては蹴られた。
そして、
そっか。
翔のことだけじゃなかったのか。
って朦朧とする意識の中で、妙に納得した。
誰か、たすけて
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千夏(プロフ) - ayaさん» ありがとうございます。そう言っていただけると励みになります！これからも更新頑張ります(*^^*) (2019年7月12日 18時) (
レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» いえいえ！ 本日も更新ありがとうございます！ 毎日楽しみにしてます！ (2019年7月10日 18時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - ayaさん» すみません、すっかり忘れていました…(^_^; わざわざ教えていただき本当にありがとうございます！ (2019年7月10日 7時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 千夏さん» コメントありがとうございます！ はい！応援してます！ ちなみに、返信するときはレスっていうのを使うといいですよ！(知ってたらごめんなさい) (2019年7月10日 7時) (レス) id: 3c3d254d07 (このIDを非表示/違反報告)
千夏(プロフ) - コメントありがとうございます！感想とても嬉しいです(*^^*)感謝の気持ちは更新でお返しできたらと思いますので、これからもどうぞよろしくお願いします！ (2019年7月10日 0時) (レス) id: cb9625e1dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：千夏 | 作成日時：2019年7月8日 11時
