大切なことは、僕らの“幸せのカタチ”。〔翔〕 (ページ2)

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転ぶなよページ2

「うわ！ここを整理するんですか！！」

翔「･･･うん、まずは物を全部出して掃除しよっか」

委員長はそう言って、荷物を出し始めた。

委員長は、突っ立ったまま動かない私の手を引いて

翔「Aは危ないから、ここにある物を運んで」

「･･･はい」

少しずつ、器具室の中が空になっていく。

･･･委員長はせっせと働いている、そんな姿を見ていると

ﾊﾟﾁｯ

っと目があった。

委員長はニコッっと笑顔になった

委員長かっこいいなぁ。

モテるんだろうな･･･

そんなことを考えていると、

翔「A！手伝って」

急に話しかけてくるから、体がピクンと動いた

「は、はい！今手伝います！」

うっ･･･重い！

翔「大丈夫か？」

「だ、大丈夫です！」

翔「転ぶなよ？」

「きゃっ！」

ﾄﾞｻｯ

･･･ｯ･･･････！

委員長の顔がドアップで目の前にある

私が覆いかぶさってる状態だ

翔「言ったそばから転ぶんだから。ってかどいてくれる？」

私の顔が赤くなっていく

「すいません！かばってくれてありがとうございます！･･･委員長、大丈夫
ですか？」

私は委員長からパッっと離れた。