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K side





「あー大丈夫でしたよ。」



「そっか、送り狼にならんかったやろな?」



冗談で言ったのに



「え、そんなんなるわけないじゃないですか!」



そんな慌てんくてもええやん。



「ほんま、なに言ってんすか。」



ぶつぶつ言いながらお酒に手つけて



「わっ」



あーあ、こぼしてるやん。



「大丈夫か?」



「大丈夫ですよ!」



酔っ払いちゃうのに…



ボソッと呟いた紫耀を見るとなんか思い出してるような顔。



紫耀のこんな表情初めて見た。



切なそうな顔。



「Aさんとなんかあった?」



「なんもないっすよー。」



これ以上は踏み込まん方がえっか。



「なんかあったらいつでもお兄さんが相談乗ったるからな。」



結構真面目に言ってみた。



「ほぇーい。頼みましたお兄ちゃん。」



…わかってないみたいやけど。

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作者名:いーすとぼーい。 | 作成日時:2016年11月20日 0時

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