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気がついたら自分の部屋にいた。



あまりにびっくりしすぎて紫耀くんの告白からの時間の記憶がない。



「紫耀くんが、私を好き…?」



気づかなかった。



いや、これで気づいてたらよっぽどのナルシストか超能力者かな。



答えは急がなくていいって言われた。



でも答えもなにも考えたことがない。



居心地のいい後輩。



一緒にいて楽しい後輩。



それ以上でもそれ以下でもなかったから。



私には望がいる。



すぐ断れなかったのは望には奥さんがいるから。



望は私のこと好きやって言ってくれた。



でも奥さんと別れてくれるなんて1回も言ってくれたことない。



私も別に別れてほしいなんて思ってなかった。



ただそばにいれるだけでよかったのに。



いつの間にか欲張りになってしまってた。



私の想いと同等の愛がほしい。



決して叶うことのない願い。

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作者名:いーすとぼーい。 | 作成日時:2016年11月20日 0時

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