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なに、それ…



「うわぁ、また惚気られた(笑)
いいなぁ、平野も可愛い可愛い彼女ほしい!」



「言ってるうちにできるんちゃう?
じゃ、お疲れ。」



意味ありげに私の方を見ながら言った。



望がいなくなってしばらく経っても放心状態やった。



「Aさん?」



なんでよりにもよってあんなこと言うん。



私の前で。



「おーい。」



もう私たち、無理なんかな。



「Aさん!」



「は、はいっ!」



「もーさっきから話しかけてんのにずっとうわのそらやから。」



「あ、ごめん…」



「どうしたん?のんちゃん帰っちゃって寂しい?」



「な、なんでそうなるん…」



「だってのんちゃんが帰るって言ってから様子おかしくなったから。」



確かに態度に出すぎてたかな。



「なんなら今日は最初からちょっと雰囲気違った。」



「うそ…」



「ほんまやで、どれだけAさんのこと見てると思ってるん。」

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作者名:いーすとぼーい。 | 作成日時:2016年11月20日 0時

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