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ただただ、履歴書書いたり、面接したりする日々が続き、忘れた頃にメールが届いた。





ジャニーズ事務所の面接日程調整のメールだ。





ああ、こんなところも応募してたななんて思い出す。





最短の日程で面接日を決めて、リクルートスーツを着て電車に乗り込む。





そういえば、ここも家族経営と言えば家族経営か





大きい会社だから上手くやってると信じたいけど。





大きいオフィスに入ると警備員のおじさんが立っていて、面接に来ましたと声をかけると、セキュリティを開けてどうぞ2階ですと通してくれた。





メールに記載されていた会議室2の扉をノックすると「はいどうぞ。」と女の人の声





キリッとした印象の女性と優しげな男性





いつもの面接の通り挨拶をし、お互い席に着く。





「マネージメント本部 部長 長谷川です。」





「第5グループチーフマネージャー 森です。」





組織図を見た記憶を辿ると、たぶん長谷川さんの方がお偉いさん





基本的に長谷川さん中心に面接が進められ、森さんからの質問で





「単刀直入に伺いますが、弊社のタレントは好きですか?」





「正直に言いますと、ファンの方のような好きという感情はありません。」





ここは正直に答えるべきところなのか分からなかったが、これ以上に話すこともなかった。





その後、長谷川さんが





「早速なのですが、明日から働くことは可能ですか?」





急な展開。あの回答でよかったんだろう。





「はい。可能です。」





「では、入社手続きを明日しようと思うのですが、印鑑、口座のコピーを持ってきてください」





「印鑑と通帳今日持ってきてるので、手続きが急ぐようであれば今日でも」





「準備がいいですね」と長谷川さんが初めて笑顔を見せた。





やっぱりこういう事務所って機密事項多いんだろうなと思える署名の数。





大量の書類の記入を済ませたら、





「これからお時間よろしければ、森に事務所の案内と部署の顔合わせと、あと今日来てたかしら?あの子たちに顔合わせてもいいかもね。大丈夫です?」






「はい。大丈夫です。よろしくお願いします。」

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設定タグ:King&Prince , 永瀬廉 , 平野紫耀   
作品ジャンル:タレント
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作者名:みん | 作成日時:2023年11月9日 23時

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