フィジャディバグラビボブラジポテト! (ページ12)

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「みなさんお疲れ様でした。あの場を繋ぐのよくやってくれましたよ。ほんとに。永瀬さんもきつかったですよね」

永瀬さんは機材の近くのポジションだったために、煙を多く吸ってしまってたようだった。

「さっさと報告を終わらせますね。

とりあえず、今回の公演は、中止で返金処理になると思われます。夜公演も同様です。」

「え、振替しないの？」

「5人のスケジュールとスタッフのスケジュール、あと会場をおさえるのも難しいと現時点では考えられます。
明日は、また未定ですので、わかり次第ご連絡します。

今日はもうホテルの方に戻って休んでください。」

「いや、待って、振替のことはまた後日話すことにして、

とりあえず今日インスタライブする。」

「いや、それはまた事務所に確認しないと」

「ほんと余計なことは言わないって約束するからやらせてください。

ファンの皆さんに申し訳ないから、ここまで来た交通費、宿泊費、他にもいろいろとお金かかってるだろうに

僕たちが何もしないでただ休むってそんなこと出来ない」

「分かりました。今夜インスタライブできるようにしておきます。

永瀬さん、ほかみなさんもキツかったら病院行くので言ってください。」

事務所にどうにかインスタライブできるようにお願いをし、

SNSで状況把握のために開くと、もう既にネットニュースになっていて炎上不可避

正直、マネージャーとして、メンバーにあの場を繋がせたのはダメだったのかもしれない。

だけどあの状況でファンの方が従ってくれるのは5人の声しかなくて

私の咄嗟の判断ではこれが精一杯だった。

インスタライブ決行したものの、永瀬さんは咳き込むのが酷くて何度も画面外に行くのと平野さんの一言でまたネットが荒れて

はぁ、東京帰ったらまた叱られるんだろうな

2日目に無事に行われた公演を見ながらそんなことを考えていた。