男どもと成長するシェアハウス (ページ8)

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じゃあお言葉に甘えてってことで7色のネームプレートを配る

雑貨屋で可愛いなーと思って買ったちょっとくすみがかった色のプレート

適当なイメージで配っちゃったけど

｢ここに好きに名前書いて部屋のドアにかけて置いてくださいね誰の部屋かわかるように｣

はーいって言って書いていくけど、案外みんな素直だなぁ

ちらっと見えた長尾さんのクオリティが高くて

｢長尾さんって絵が上手いんですね｣

｢え、長尾さんってなんすか、けんととかケンティーとか、しかも敬語もやめてください
僕はAちゃんって呼ぼうかな、いいですか？｣

｢いや、ケンティーは難しいけど謙杜くんって呼ぼうかな
私はなんでも呼んで｣

｢えー謙杜だけずるいー俺は和也♡って呼んでね｣

｢大橋ははっすんやろ｣

｢え、急に大ちゃんからのはっすんってなに｣

｢いや、そっちも大ちゃん恥ずかしいからやめろや｣

｢お互い様やろ｣

早いなぁやっぱ男の人たちは打ち解けるのが

｢それじゃあ頑張ってはっすんと大ちゃんと呼ぶようにしますね｣

とりあえずめんどくさいからそうしとこう

黙々と書いてる大西さんを見ると『りゅちぇ部屋』

道枝駿佑は悩んでたら、高橋さんに取られたらしく『みっちーのへや』自分のは『きょーへーのへや』

｢俺は恭平な、同い年なんだからタメで｣

｢は、うん。がんばるわ｣

おんって笑って荷物持って２階に上がってった黒いイケメン。いや、恭平

それに続いてみんなそれぞれ部屋へと入っていった。

やっと一段落付いたけど、こんなんでよかったのかな、なんて考えちゃう。

みんないい人そうだったからいいけど、普通に生活しててこの状況がありえないし、私自身がやって行けるかも心配だ。

頑張ろう自分。