男どもと成長するシェアハウス (ページ47)

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｢Aにもやっと彼氏かぁ｣

2人で椅子に座って話してたから、まあ後ろの椅子に誰か座ったなとは思ってたけどこじけんとは

｢こじけん？いつから聞いてたん｣

｢え、僕？ただ、こじけんって聞こえたから近づいてみたら全然気付かへんし

2回目のこじけんくらいから聞いてたわ｣

｢今健の話はどうでも良くて、待ってどういうこと？｣

｢どうでもいいって言われた。シュンです。｣って言ってるこじけんは無視して

｢どういうことって言われてもそういうことよ、私はお金を稼いでるだけそれだけ｣

｢だったら別に学校で一緒にいることなくない？
変に注目集めるでしょ、しかも毎日のようにみっちーといるからみっちーの彼女説出てるし｣

｢一緒に居たくて居てるわけやなくて、なんか座ってたらあっちが勝手にくるみたいなさ

てか、みっちーとはなんもないから別に

弟と歳1個しか変わんないからもう弟みたいなもんで

まぁ、イケメンなのは否定できないけど

結構天然やし、なんか私のタイプとは違うやんなぁ

私はもうちょっと大人の落ち着いたって聞いてる？｣

なんかさっきからこじけんと二人して私の上の方に目線が言っててアワアワしてる

ポンっと両肩に重みを感じたと思ったら

｢そうなんや、じゃあ姉ちゃんって呼ぼうかな、A姉ちゃん？｣

｢はい？｣って振り返ると

というか、見上げるとそこにはしかめっ面のみっちーが

｢みっちーなんでここおるん？てか授業は？謙杜くんは？｣

｢一限休講なって、暇やったからA姉ちゃんのとこのゼミ見学、謙杜は置いてきた

来年からゼミあることやしなどうせA姉ちゃんのことやからゆるーいゼミ入っとるんやろな思って、｣

って言ってゼミ室をグルグル見回り始めた

すごーくさっきから気になる｢姉ちゃん｣ってワードに力が籠って嫌味ったらしく聞こえる