男どもと成長するシェアハウス (ページ45)

今日:2 hit、昨日:21 hit、合計:161,732 hit

45 ページ45

｢ただいまー｣

｢えー、ほんまや！なんかかっこいい！｣

って謙杜くん、先におかえりなさいやろ、しかもなんかってなんかって何？

｢おかえりなさいやろ、謙杜

Aちゃんおかえり、カレーライスあるけど食べる？｣

｢少し貰おうかな、私着替えてくるね｣

丈くんが作ってくれたんかな？

着替えながらぼーっと丈くんのことを考える。

あんなに大人で、普通に土日祝日休みの会社員である程度のお金もあって、彼女がいないらしい(はっすん情報)のも、ここに来てるのが不思議。何かしらの事情はあるんやろうけど

リビングに行くとちょうど丈くんがカレーライスを持ってきてくれたところで

｢こんくらいでええ？多くない？｣

｢大丈夫、ありがとう｣

｢味は市販のルーやから大丈夫やと思う｣って言ってまたキッチンの方に戻って言った

いただきますって食べ始めたら、がらがらっと洗面所のドアが開いて上裸のみっちーが

｢見てみて！これできるようになったん｣って流行りのダンス急に踊ってみせてきて

リビングにはまぁ、いつものように恭平と謙杜くんと流星くん

キッチンにはっすんと丈くんは居てるんやけど

私がいるとは思ってなかったらしく

｢あ、｣って言って開いた口が閉じないみっちー

確かに、さっき手を洗いに洗面所言った時風呂場からそのダンス曲を大声で歌ってたの聞こえてたしな

うん。私は見てないことにしよう。目はバッチし合ったけどね。

よし、カレーを食べよう。

｢みっちー、可愛ええなぁ｣

はっすんの声にみっちーが洗面所に｢あーっもう｣って頭グシャーって水しぶき飛ばして戻って行った

｢なんやったんあれ？｣

｢流星くんあれですよ、さっき恭平くんがみっちーに見せてたやつ｣

｢あーあれか、で、Aちゃんが居て恥ずかしくなったんやな｣

恭平はただただ笑ってるし、いやお前のせいやろ

｢恭平、拓哉送ってくれたんやろ？ありがとうね｣

｢ん？別に暇やったし、拓哉可愛ええやつやしええよ｣

｢そう！よかったわ、で、明日学校どうするん？また恭平の車で行くん？｣

｢月曜日はとりまそういうことで｣

｢ちゃんと起きてよー｣

はいはいーって言ってるのを1割信じて明日を迎えることとしよう