男どもと成長するシェアハウス (ページ5)

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｢｢｢｢なにわ大学です｣｣｣｣

後ろからも声が聞こえてビックっとして後ろむくと手を挙げてる長尾さん

｢え、長尾さん社会人じゃないんですか？｣

｢僕出版社のバイトっす、そして大学1年

お、みっちーやん｣

待って状況がよくわかんない、バイトで編集とかって任されるの？！

そしてここも知り合いなん？まあ同じ学年だったらそうか

ってみんな同じ大学じゃん私含め

まあここら辺の大学で車通学できるところってだいたいなにわ大学よね

｢そうなんですね｣なんてらボソボソ言いながらもあと一人来るはずの人が来ない

｢遅れてすみません！藤原です！｣

やっときたきた！

｢どうぞ上がってください｣

あ、こんにちは、こんにちはとペコペコ挨拶して上がってきた好青年って感じの藤原さん

｢すみません遅れて、なんか事故があったみたいで道が混んでて｣

｢いえいえ、大丈夫ですよ。

ではみなさん揃ったので、ルームシェアの話をしていきたいのですが、
ここは家賃光熱費こみこみの4万で車もOKです。
なにかご質問は？｣

｢えーっと、西村ちゃん？の名前と歳は？｣

おーっといきなりタメ語のちゃん付けの高橋選手！

(ため息)
｢なにわ大学4年の西村Aです。他にご質問は？｣

｢年下なん？タメでもいい？｣

今度は大橋選手の攻撃、これは｢はい｣としか言い逃れは出来ません。

｢簡単なルールを

一つ、人も連れ込まない、もしも連れ込む時は全員の許可を得ること
二つ、食べ物など共用の空間に置くものは取られたくなかったら名前を書くように
三つ、自分のものを置き去りにしない
四つ、共用空間の掃除やゴミ出しなどは交代制

では、ご質問は？｣

なぜ私がこんなに固く喋るかって？
なんせ私はアイドルオタクで今まで男の人と関わることほぼなしの生活してた人間が
急に顔面偏差値高めの殿方と生活すること増しては話すことなんて緊張せざるを得ないのだからしかたなし

深ーく深呼吸をしておこう。

ゆっくり目を開けてみるとポカーンとした顔をしてこっちを見てるみなさん

｢ん？このようなルールで良ければ一応契約書の方にサインだけパパっと済ませちゃってください｣