たこわさ2 (ページ2)

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翔side

智くんが隣に座って無言のまま。
気まずいのが嫌で口を開いた。

翔「なに？」

智「翔くんごめん」

翔「なにが？」

俺も約束を守らなかったことを謝りたいけど素直になれず、つい強い口調で返してしまう。

智「ちょっと過保護すぎた。でも翔くんのことが心配で。大事なの。それだけは分かってほしい」

俺の目を見てそう言った智くん。

張り詰めてた何かがプツンと切れた気がした。

翔「ん、俺もごめん。約束破って。あと心配かけてごめん」

智「なんで泣くのさー」

翔「っん、泣いて、っ、ないもん…」

涙を見せるのが嫌で下を向くと、暖かい智くんの腕の中に収まった。

和「あのー、もういいっすか？」

しばらく智くんの腕に包まれていると隣の部屋からニノがやってきた。

翔「あ///」

智「わりいな心配かけて」

和「翔ちゃんまたいつでもおいでねー。
おじさん抜きでまたゆっくり話そうね。」

智「おい、うるせえわ！」

家までの帰り道、智くんが手を繋いでくれたのが嬉しかった。