きみたちはペット～ars～ (ページ3)

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看病ページ3

A「…」

寝てる。あの嵐が…

それも私の部屋の、私のベッドで！

やばいって…///

あ、とにかく氷枕…

そう思って立ち上がろうとすると、不意に腕を掴まれた。

雅紀「い、かないで」

A「…え？」

突然のことに素っ頓狂な声を出す私。

雅紀「…ね、隣にいて？」

A「な、んで？」

あー、バカだ私。

こんなこと聞く必要なくない？

雅紀「あいつを…真里を、思い出しそうだから」

A「…彼女？」

あーーー！！

止まれー、私の唇！！

雅紀「なにいってんの、違うよ(笑)前の…飼い主、かな」

前の…飼い主。

なんかされたの？

雅紀「うん」

しかも読まれた…！！

雅紀「ね、さっきからなんかされたの？とか、しかも読まれた…！！っていっちゃってる(笑)」

A「…ごめんなさい」

雅紀「いやいや、いいよ(笑)ＤＶかな、いうなれば！」

A「ＤＶ？」

雅紀「うん。ま、ただ給料いれてごはんと寝るとこもらってたくらいだからそんなに親しくないし、ＤＶっていう深さでもないんだけどね♪」

…前の飼い主、か。

ピンポーン♪

ありゃ？こんな時間にお客さん？

A「相葉ちゃん、ちょっとまっててね？」

雅紀「…ぷぅ…。」

か、可愛い///

名残惜しくその場を離れ、私は玄関へと向かった。