輝く3つの影【2】

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うどんの汁を口の周りに撒き散らし、スープまで飲み干そうとするもダラダラ溢れてしまうそんな蓮に世話を焼きながら何とかお昼を食べ終えた。

食器を片してお待ちかねのキッズスペースへ。
手を繋がれてる蓮は早く早くと俺の手を物凄い勢いで引っ張り前へズンズン歩いていく。

nb「蓮！分かった、キッズスペース逃げないからママのてて引っ張るな！痛いよ」
mg「あっ、ごめんなさい…」
nb「よしよし、大丈夫だよ。行こっか」
mg「わー！ままー！はやく！」

蓮をガバッと抱き上げて俺も少し早歩きでキッズスペースへと向かう。
そしてキッズスペースに付いた途端すぐに靴を脱いでカラーボールに飛び込んだ蓮。お前は犬か。

mg「ままー！みて！のぼる！すべるよー！」
nb「見てるよー、気を付けるんだよ」
mg「はーい！いくよー、きゃー！」

プラスチックで作られた滑り台を両手を上げながらキャーキャー言って滑る蓮。今度、遊園地にでも連れてってやろうかなぁ。

nb「涼太、この時間買い物行ったらどうかな」
dt「いいんじゃない？俺、蓮と待ってるから翔太行ってきなよ」
nb「食器買いたくて1人じゃ持てなそうなんだよね」
dt「蓮1人にするの？ここで？」
nb「他の親御さんもいるし蓮もずっとここで遊んでそうだから大丈夫じゃない？」
dt「そうだね、買い物すぐ終わらそっか」

チラッと蓮を見たらいつの間にか同い年くらいの男の子と一緒に積み木で遊んでた。ここでお友達出来たなら尚更大丈夫そうだね。

nb「蓮ー、ちょっとだけママのとこおいで」
mg「どうしたのー？」

テトテト走ってきてくれた蓮、しゃがんで目線を合わせる。両腕を優しく掴んで、

nb「パパとママ少しだけお買い物行ってくるから蓮はここで遊んで待ってて欲しいんだけど出来ますか？」
mg「ままとぱぱないないなの？」
dt「少しだけないないするけど、すぐ帰ってくるよ」
mg「れん、いいこにまってる！カイトくんとあそんでる！」

先程お話してた同い年くらいの男の子を指差した。
まぁまぁ仲良くなってるし大丈夫かなぁ。

nb「よし、じゃあママとパパ行ってくるね。誰かに誘われても着いていかないこと、ここで待っててね」
mg「はーい！いってらっしゃい！」
dt「いいお返事だね。行こうか、翔太」

早速カイトくんのところに行ってまた遊びに戻った。
それを確認した涼太が俺の手を取ってエスカレーターへと向かった。




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