ラ ヴ !

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山田｢で? どうなの?｣



あ｢へ?｣





部員さんたちからスイーツを少しづつ貰い、味見していると


先輩が入部届けの紙を持って前に立つ



あ｢入りますよ!｣


先輩から紙をバッととりペンを探す



山田｢ほら｣


あ｢あ、ありがとうございます｣



そんな展開を予想していたのか、ポケットからボールペンを渡してくれた


入部届け と書かれた紙に学年と氏名を記入していく


松島｢あれ、入部届け書いてんの?｣



スイーツ部なのにお煎餅を片手に私の隣に座る


あ｢そうだよん｣



聡も書く? と横を見るとそこには聡の姿は無く


健人に相談に行っている聡が見えた


中島｢おいおいおいおいっ、抜けがけはなしだぞ おい｣



ガヤガヤとやってきて私の隣に勢い良く座る健人


佐藤｢え、入部するの?｣


マリ｢じゃあ僕も入る｣




ケーキと紅茶を嗜んでいた2人までやってきてソファーはギュウギュウ詰め


山田｢お前らアホだな｣


呆れた顔で、入部届けを皆に配っていく先輩



あ｢ちょ、近いよ健人に勝利｣


両隣に座られ、ギュウギュウ詰めな事もあり


かなりの距離で、太ももが当たっている



山田｢お前ら近すぎ

一応そいつ女子だから。 ほら、こっち座れ｣


私が困っているのを見てか、先輩は近くの椅子を持ち出し


座っていた正面に椅子を置き

私の手を引いて座らせた


あ｢一応って何ですか...

でも、ありがとうございます｣



普段は女子と見られていないのかってイラってしたけど..


なんとかソファーから抜け出せた



松島｢あ、間違えた｣


急に笑い出す聡。その入部届けを見てみると



学年の所に｢松島｣クラスの所に｢聡｣と書かれていた



佐藤｢お前っ 笑｣


声に出して笑う勝利と聡の入部届けを見て驚愕している健人



中島｢お前、馬鹿なの?｣


と、いいながら手を叩いて笑う

あ｢やばいね。どんな間違いだよ 笑｣



全く予想しなかった間違えに驚きながらも爆笑



マリ｢僕でも書けたよ｣


この状況で何故か書けたことを自慢してくるマリウスを横目に



未だ笑っている聡と健人


あ｢先輩、新しい紙ってありますか?｣



書き直そうともしない聡を見かねて先輩に聞いてみる

山田｢あ〜別にいいんじゃない?

そのまま出したって大丈夫だろ｣



適当な答えが返ってきて、先輩が言うならいいのかなと思い


そのままにしておくことに







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