ラ ヴ !

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それから約束の放課後まであっという間で




スイーツ部に行く時間が来た



あ｢緊張してきた...｣


なんだか分からないけど胸がドキドキしてきて、健人の腕を掴む




中島｢ん? あっ、俺の魅力に気付いたかっ....｣



うざいくらいな絡みに腕を掴むのをやめる

あ｢は..?!｣

でもこれも、健人なりの緊張のほぐし方なんだ


と思ってありがとうの意味を込めて微笑んだ



松島｢確かね、ココだったと思うよ。｣


聡が指さす先には、第2理科室が。


まさかの理科室っていう展開に驚く


調理実習室とかかと思ったら、理科室っていうね。


中島｢逆にね。 ココで急に怪しさ増すのやめて欲しいわ｣


健人はそう言いながらも理科室へ続く廊下を歩く


流石健人さん。怪しいと言っておきながらも見学する気満々です



マリ｢なんか楽しみだね!!｣


この怪しい理科室を前にして、何故か楽しそうなマリウス


松島｢ま、行こうよ 先輩もいるし｣



私の肩を抱き、聡がスキップするので私もスキップしながら前を行く健人の元へ


中島｢これ、普通に入っていいんだよな?｣


理科室の扉を前にして、どう入るのかを尋ねる


あ｢いいんじゃない? ほら、見学だし｣



一応ノックをしてから扉を開ける一同


中からは甘い香りが漂ってくる


｢｢｢｢｢失礼しま〜す.....｣｣｣｣｣



扉から一方入ると、お茶やケーキを並べて雑談してる皆さんが。



山田｢あれ、マジで来たの?｣


コーヒーカップを右手に優雅にお食事中の山田先輩を始め、数々の部員さん達



あ｢先輩に勧誘に来て頂いたんでやっぱり見学はしとかないと｣


中島｢うわ、まじ美味そうっすね｣




お腹がすいているのか、先輩のケーキを眺めて目を輝かせる


でも、良く周りを見るとスイーツじゃないものを食べている方も。



あ｢ここ、スイーツ部ですよね?

なんで唐揚げ食べてるんです 笑｣


唐揚げを頬張る相葉先輩と二宮先輩


甘い香りと唐揚げのいい香りが混ざってすごい匂いになっているのに気づく



相葉｢ふぉふぉ、ふいーつふけんこはんふなの｣


唐揚げを口に入れすぎて、何を言っているのかわからないけど


横にいる二宮先輩が翻訳


二宮｢ここ、スイーツ部兼ご飯部って言ってますね｣



松島｢えっ、じゃあ焼肉とかも食べれるんですか?｣


焼肉が好きなのか、聡が身を乗り出して聞く



二宮｢ま、食えなくもない｣


予算の許す限りならね と、お茶を飲みながら語る先輩でした







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