ラ ヴ !

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あ｢何かありましたか?｣




教室の扉を閉めて、山田先輩と向き合う



山田｢ほら、部活の勧誘....?｣


何故か、疑問形の答えで少々不思議だけど



あ｢なるほど!!

先輩は何部なんですか?｣



山田｢俺は、アレだ。スイーツ部｣



なんとも可愛い部活。


先輩に似合いそうで少し笑った


あ｢スイーツ部ですか!! 可愛いですね｣



ふふっと微笑むと、恥ずかしいのか先輩の耳が赤くなる



微笑んでる私と目を合わせずに


山田｢可愛くねーし

とにかく、勧誘して来いって事だから来ただけ。
そういう事だから。じゃあな。｣



少々怒ってしまった先輩は背を向けて歩き出した


あ｢今日見学行きますね〜!!｣


ポケットに手を突っ込む姿を見ながら、先輩の背中に向かって叫んだ


聞こえたのか聞こえてないのか、すぐそこの階段を上がっていった





菊池｢どうだった?｣



教室に戻ろうと後ろを向くと、風磨が扉に手をかけて立っていた


その後には風磨の肩に手をかけている聡がいた


あ｢なんか、部活の勧誘だってさ

スイーツ部。 今日見学行くことにしたんだけど、行く?｣


さっき思いつきで、見学に行くって言っちゃったけど


どこに行ったらいいか分かんないし? 笑



マリ｢僕は辛いもの以外なら食べられるよ〜｣



そのまた後ろからやってきたマリウス


そして、何故か質問と答えが噛み合わない



松島｢じゃあ、皆で行く?｣


改めて席に戻り、6人で会議



中島｢部活見学? いいんじゃねぇの?

スイーツ嫌いじゃないし｣


うんうん と頷きながらネックレスをいじる


佐藤｢今日何も無いし、いいよ〜?｣



あ｢来てくれるんだ!!
みんなありがとう〜 場所知らないし、よかったよ 笑｣



どうやら皆見学に同行してくれるらしく、嬉しい限りです


ふと、風磨を見ると浮かない顔をしていて


スイーツが嫌いなのかな〜と思って聞いてみた



あ｢風磨どうしたの?｣


菊池｢いやぁ、行きたいんだけどさぁ

俺、今日用事あんだよね｣



決まりが悪そうに、髪を触りながら 悪い と謝る


あ｢全然いいよ! ほら、皆いるし 笑｣



なんだ、デートか? と、健人にからかわれ


うっせ とあっかんべーを披露する風磨でした








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