ラ ヴ !

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佐藤｢ねえ!! 聞いた?! ディズニー何だって!!｣



下駄箱で上履きに履き替えていると、テンションの上がった勝利が叫びながら走ってきた


マリ｢さっき先輩に聞いたの｣




一緒に来たマリウスもニコニコ顔でローファーを脱ぐ


中島｢あ、それAに聞いたんだよね 笑｣


既に喜んでいた3人は知ってましたよ顔で勝利達が上履きに履き替えるのを待つ



佐藤｢なんだ 笑 誰に聞いたの?｣



ロッカーの扉を閉めながらそう問いかける


あ｢夜にね、山田先輩に聞いたの｣



菊池｢まじか、って感じだよな。先輩良く既読無視するから 笑｣



帰ってくるの確率で言うと30パーくらいらしい 笑



そんなお方とのやりとり結構続いたし、嬉しい 笑


松島｢だって、Aの事可愛いって言ってたし 狙ってるんじゃないの?｣



馬鹿にしているのか、ヒューヒューとはやしたてる聡と風磨


菊池｢こんなチビでブスなのにどこがいいんだか｣


私を上から下まで舐め回す様に見た風磨は不思議な顔をする



あ｢別にいいじゃん!!

こんな私でもいいと思ってくれる人はいるんだからね!!｣


ふんっ と、そっぽを向いて真っ先に教室へ入る


勢い良く扉を開けた為、教室にいた皆が振り返る



中島｢プリプリ女王のお通りで〜す｣


佐藤｢ははぁ〜｣



ふざけながら自分の席に座り、教科書を机に入れる


あ｢もう、私の話はいいの!! 笑

ディズニーの話しようよ｣


だって、あともう少しで合宿だし


行ったことないから楽しみたんだよね〜!!



松島｢ミッキーとかいるかな｣


本気でそんな事考えているのか、頬ずえをついている


佐藤｢聡く〜ん、あのね、ディズニーはねミッキーがいるかなとかじゃなくて、いるのがディズニーなんだよ〜｣



小さい子を宥めるかのように、勝利はそう教える



ディズニーはミッキーとミニーがいてのテーマパークだからね〜 笑



松島｢あ、そっか 笑｣



その事実に気づいたっぽい聡は、手を叩いて笑う


私も一緒になって笑うと、先程入ってきた教室のドアの方から私の名前が呼ばれているのに気づく



あ｢ん?.... 山田先輩?｣



私の名を呼びながら手招きしている


マリ｢呼んでるよ?｣


菊池｢まじか｣



私も内心驚きながら、山田先輩の元へ行った






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