ラ ヴ !

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無事、入学式に間に合い校長の長い話を聞き終えた私



今は体育館から教室への移動時間


しかし、本当に女子が居ない




なんで?!


意味分かんない。え?なんか男女のバランスとか無いわけ?クラスに半々的な?そんな感じじゃないの?え?何?


しかもここの学校の人にジロジロ見られるわで落ち着かないし



なんか場違い感半端ないですけど?!



?｢おちびちゃん、何突っ立ってんだよ

教室行かねぇの?｣



私の目の前に現れた金髪ヤンキーさん


あ｢ち、チビって..｣



?｢モタモタしてっと遅れるぞ〜｣



金髪兄さんの背後に見える時計を見ると教室集合時間の5分前


あ｢あっ!!｣


まだクラス分けも知らない私


これからクラスを見て教室に5分で行くのは至難の技



?｢ったく、しょうがねぇなぁ

おチビさん、俺に着いてこい｣




金髪兄さんの言われるがまま着いていく



それにしても金髪とか校則大丈夫なのかな


?｢お前、Sランクか 頭良いんだな｣



私の前に立ちはだかるその人はクラス分けの紙を見てそう言った




あ｢そんなことないですよ｣



金髪兄さんは何かを生徒手帳にメモしてまた歩き出した



教室まで連れて行ってくれるみたい


でも、このままじゃ時間に間に合わない


あ｢あのっ、時間大丈夫なんですか?｣



式にも遅れそうになった私、教室集合まで遅れるなんて困る


?｢あ? まぁ黙って付いてこいって｣



遅刻しない自信を持っているのか彼は悠々と歩いている



あ｢はい..｣


自信満々の金髪兄さんを信じて教室めがけて歩く



?｢ほら、すぐそこだろ?笑｣



爽やかに微笑んだ彼は私の代わりに教室のドアを開けてくれる


その笑顔に一瞬ドキリとして言葉が詰まる


あ｢...ありがとうございます｣


教室に入るとクラスメイトは皆席に座っていた


?｢遅れました。 僕が引き止めていたので叱らないでやって下さい｣



先程の爽やか笑顔で先生に微笑みかける


先生｢櫻井くん案内してくれたんだねありがとう
さ、座りなさい｣



先生に言われ空いていた席に座る

櫻井｢失礼します｣


さっきの金髪さんはまたニコリとして教室のドアを閉めた

それにしても周り男ばっかり


ふと、櫻井 って人のあの教室の前の笑顔が思い浮かぶ


金髪と言葉遣いでは考えもしなかった笑顔



そう言えば、櫻井 って言うんだあの人。また会ったらお礼ちゃんとしなきゃだね






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