ラ ヴ !

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菊池｢今日は皆来るらしいよ｣


自分の席に座り、回転椅子でくるくる回りながらそう言う



あ｢そうなんだ....

で、何でいるの?｣



そう問いかけたのは、私の混乱の原因


あの4人だ。


中島｢来ちゃった☆｣


いや、語尾に☆つけてる場合じゃないから。


佐藤｢ほら、生徒会長に言えば入れるから｣


確か、この学校は特殊で選挙がなくて

生徒会に入るには生徒会長のお許しが必要だけど..



マリ｢あのね、Aちゃんの友達だよ って言ったら入れてくれたの｣


私よりかなり身長の高いマリウスに見下ろされながら言われる



あ｢って事は、生徒会委員になったの?｣


松島｢今日から仲間入り〜｣



自慢げに、先程渡された生徒会バッヂを見せつける聡


菊池｢俺は反対したんだぞ〜｣


未だ椅子でくるくる回る風磨


それを見た健人はその回転を阻止すべく、足で椅子を止めた


菊池｢あっ、ちょお前ふざけんなよ｣


回転が楽しかったのか、止められたことに怒り


健人の右肩にパンチ


中島｢痛った..!｣


やられたらやり返してを繰り返していると、そばで見ていた先輩が



山田｢お前ら子供かよ 笑｣


あ｢あ、山田先輩｣



確か、2年生の山田涼介先輩


伸ばした前髪から除く瞳がたまりませんね←誰


山田｢へぇ、よく名前覚えてるね｣



興味深そうに私の顔をじっくり眺める先輩


あ｢一応、記憶力だけはいいので 笑｣



昔から、一度会った人の顔と名前は忘れないし


教科書も一回読んだらすぐ頭に入るくらいの記憶力


二宮｢じゃ、俺の事は覚えてる?｣


山田先輩の後ろからひょこっと現れたのは、確か...


あ｢書記の二宮先輩ですよね!!｣



と、腰に手を当て自慢げに言ってみた


二宮｢正解〜、俺も覚えてるよ? お宅の名前｣


ふふふ、聞きたい? と、後ろに手を組んで周りをウロウロ


二宮｢じゃあ言っちゃおうかな..!

金森Aでしょ? 女子珍しいし覚えてるんですよね｣


あ｢大正解です!! 覚えてもらえてよかったです｣


佐藤｢ま、普通に覚えられる平凡な名前だからね｣



初めて勝利に毒を吐かれた気がするけど

名前を覚えてもらったことの嬉しさで、怒りを覚えることなく先輩と会話


山田｢俺も覚えてるよ?

身長が143でしょ?｣


馬鹿にしたように笑う山田先輩

あ｢これでも伸びた方です!!｣


小学校の頃は一番背が小さくて、いじられてたんだから!!


あれから10センチは伸びたんだから!


内心そう思いながら席に座った






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