7ｰ8 ページ8
｢ちょっとどうしたの？｣
山田が事情を聞くと伊野尾が山田に全部話した。
すると山田は
｢ごめん。全部オレのせいだから。｣
と謝った。
｢何で？大ちゃんだって……｣
｢母親になったのはオレだよ？電波悪くてLINE届かなかったんだけどそんなのも言い訳だよね？彩星が落とされたって、それもこんな生活してるからだよね？｣
反省する山田にみんな何も言えず静まり返るリビング。
｢彩星の様子見てくるわ。｣
山田は部屋へ行ってしまった。
八乙女も怒りながら部屋へ行ってしまった。
有岡も部屋へ行ってしまい伊野尾と高木は顔を見合わせ
｢オレらも部屋へ行く？｣
と高木が聞くと伊野尾は
｢お風呂入るわ。｣
と言って行ってしまった。
翌日。
朝早くから撮影の有岡のために山田は朝食を作っていると知念が帰って来た。
｢朝帰りかよ。｣
｢ちょっとね。……涼介なんかあった？｣
｢何で？｣
｢なんか機嫌悪いよね？｣
山田は昨日のことを全部話した。
｢彩星大丈夫なの？｣
｢うん。それでちょっとお願いなんだけど……｣
山田は料理を1回止め知念にお願いをした。
｢今日のラジオの収録行ってくれない？｣
｢別に行くのはいいけどそれじゃ涼介大変になるよね？｣
｢夜中にマネージャーにLINEしたらドラマの撮影日程とラジオの収録を知念と入れ替えできるように調節するから今日はOFFになった。｣
｢じゃあ何？彩星今日保育園休むの？｣
｢うん。まぁー本人が行くって言っても今日1日は休ませようってね。それから、保育園の先生と話したり彩星のキズの消毒しに病院行かなきゃだし。｣
｢あまり無理しないでよ。いのちゃんどうせ仕事できなくてヒマしてるし。｣
伊野尾は歩道橋の階段から落ちた際できた頬のケガがやけどの痕みたいに残ってしまった。
伊野尾の皮膚細胞を切り取り培養した皮膚を元に近々手術が行われることが決まっている。
｢でも、いのちゃんだって薮ちゃんのことや妊娠にのことで忙しいもん。｣
｢そうだよね。｣
それだけ話すと山田は朝食作りを再開した。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Layla(プロフ) - 更新楽しみにしています！いのちゃん＞_＜がんばれ！ (2016年4月17日 2時) (
レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！早く伊野尾ちゃんに妊娠&出産してほしいです(笑)伊野尾ちゃんがんばれ！他のみんなもがんばれ！ (2016年2月16日 13時) (レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：有山 | 作成日時：2015年12月26日 1時
