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｢ただいまー。｣
｢おかえり。｣
全員が彩星を出迎えた。
｢なんでみんないるの？｣
彩星の疑問に中島は
｢居たらダメ？｣
と聞き返した。
｢いいよ。ただ聞いただけ。｣
そんのまま彩星は部屋にカバンを置きに行った。
それからしばらく伊野尾のことをショックに思いながらも普通に生活していた。
8月。
今年の夏は冷夏だった。
今日は高木の娘の美海の誕生会をするために近くの焼肉やに集まった。
｢こらっ。彩星ダメ。これも食べる。｣
彩星は子供なのにタンばかりを食べていた。
｢だってママ。これ柔らかいよ。美味しいよ。｣
そんな彩星に有岡も
｢じゃあ、彩星もっと食べなよ。｣
と彩星のお皿にタンを入れはじめた。
｢大ちゃん、バランス悪いじゃん。彩星ご飯もあるから食べて。｣
｢じゃあ後でね。｣
と言ってお皿と箸を持って中島に隣に行った。
｢大ちゃん。｣
｢うん？｣
山田は小さい声で有岡に話し出した。
｢いのちゃん元気そうで良かったね。｣
｢ホント。また精神病再発すると思ってたけど良かったよ。｣
｢早く次の妊娠できるといいね。｣
｢そうだね。｣
そんな山田と有岡の安心もすぐに消え去った。
焼肉屋を出て高木は千鶴と美海を送ると言ってタクシーを拾った。
中島と知念と八乙女は二次会と言って別の店に行った。
残りのメンバーは歩いて真っ直ぐ家に帰った。
彩星は疲れで山田におんぶされ寝ていた。
｢山ちゃんさぁーなんでいつもそんなに彩星の食事に気をつけるの？｣
岡本のいきなりの言葉に
｢はぁ？｣
と言った山田だったが
｢調べたんだよ。食事改善でアレルギーが治るって。｣
と答えた。
｢涼介ね栄養学の本とか成分表とか買って勉強してるんだよ。｣
｢ちょっと大ちゃん。恥ずかしいじゃん。｣
何故か恥ずかしがる山田。
｢山ちゃんは良いお母さんだね。｣
3人でそんな話しをしていると有岡が伊野尾が居ないことに気づいた。
｢いのちゃんいなくない？｣
有岡は来た道を戻った。
｢オレも行って来る。山ちゃんは帰って。彩星いるし。｣
｢あっ、うん。｣
山田は心配しながらも家へ向かって歩いた。
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Layla(プロフ) - 更新楽しみにしています！いのちゃん＞_＜がんばれ！ (2016年4月17日 2時) (
レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！早く伊野尾ちゃんに妊娠&出産してほしいです(笑)伊野尾ちゃんがんばれ！他のみんなもがんばれ！ (2016年2月16日 13時) (レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2015年12月26日 1時
