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伊野尾が目を覚まし点滴が終わると真っ直ぐ家に帰った。
家ではみんな伊野尾のことを心配したが誰も妊娠や流産について口にはしなかった。
ただいつものように心配して。
｢大ちゃん。彩星の迎えは？｣
｢やべぇー。忘れてた。｣
｢もぉー。じゃ仲良く迎え行くかぁー。｣
山田と有岡は仲良く彩星を迎えに行った。
迎えに行く車中で助手席に座っていた有岡が急に泣き出した。
｢ちょっと何？｣
｢いのちゃんて健気だと思って。｣
｢そうだね。｣
｢オレらいのちゃんのこと全然知らないよな。｣
｢うん。｣
｢何考えてるのかもわからないし、何思ってるのかもわからない。何が趣味かも、普段どんな友達と遊んでるのかも。｣
｢大ちゃん？｣
｢いのちゃんが辛い時何も知らないのに支えられるかな？｣
そんな有岡に山田は
｢別に無理に支えなくてもいいんだよ。いつものままで救われたりするから。ほらっ、着いたよ。彩星連れて来るね。｣
と言って車を降りた。
｢パパー。ただいま……パパどうしたの？何で泣いてるの？｣
｢別に泣いてないし。目が痛いだけ。｣
｢そんなウソついて。ほら彩星乗って。｣
｢ママ。パパに目薬。｣
｢そんなのいらないから。｣
彩星がちゃんとチャイルドシートに乗ると真っ直ぐ家に帰った。
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Layla(プロフ) - 更新楽しみにしています！いのちゃん＞_＜がんばれ！ (2016年4月17日 2時) (
レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！早く伊野尾ちゃんに妊娠&出産してほしいです(笑)伊野尾ちゃんがんばれ！他のみんなもがんばれ！ (2016年2月16日 13時) (レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2015年12月26日 1時
