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｢すみません山田ですが彩星は？｣
有岡が保育園に着くと彩星は泣きながら医務室で横になっていた。
｢パパ。｣
｢大丈夫？｣
｢パパ。怖い。彩星またケガしなきゃいけないの？｣
彩星の意味深な発言に
｢山田さんちょっと……｣
有岡は先生に呼ばれ医務室を出た。
｢実はお昼前に外で遊んだんですが、その時ボールで遊んでる子のボールがわざとでは無いんですが彩星ちゃんに向かって飛んで来て。当たりはしなかったんですが、それが怖かったみたいで。｣
先生は申し訳なさそうに謝った。
その後有岡は彩星を連れて帰り家に居た伊野尾と知念と高木に彩星のことを話し彩星を預け撮影に戻った。
｢彩星。元気ならオレと出かけるか。｣
伊野尾は彩星と出かけることに。
｢どこ行くの？｣
伊野尾は彩星を車に乗せ車を走らせた。
｢千葉行くよ。｣
｢おばーちゃんのウチ行く？｣
｢行かないよ。｣
｢どこ？｣
｢海行く。｣
｢暑くないのに？｣
｢海って、暑くなくても行くんだよ。｣
｢ふーん。｣
伊野尾は九十九里まで向かった。
｢キレイじゃないね。｣
彩星は海を見てがっかりした。
｢都内は晴れてたのに。何で曇ってんの？｣
｢つまんない。ねぇー、ケーキ食べたい。｣
｢その前に。｣
伊野尾はポケットから1枚の紙を出した。
｢なあーにそれ。｣
｢健康になる札。｣
｢札？紙なのに？｣
｢お札知ってるでしょ？｣
｢妖怪の図鑑に出てくる。｣
｢それの健康になるヤツ。｣
そう言って伊野尾は車のホルダーから350のペットボトルを出し中に小さく畳んだ札を入れフタを閉めた。
｢彩星これ海に流して。｣
｢えっ？｣
｢流したら、薮が早く良くなりますようにって祈って。｣
｢祈るって？｣
｢手を合わせて『早く良くなりますように』って言って。｣
｢わかった。｣
彩星は伊野尾に言われたようにやった。
｢これで宏太くん元気になる？｣
｢わかんない。でも良いって言われたらウソっぽくてもやらなきゃ不安なんだよね。｣
｢良くわかんないけど慧くんが良いなら良い。｣
その後コンビニで彩星は伊野尾にシュークリームを買ってもらい車の中で食べながら帰った。
｢彩星上手に食べるじゃん。｣
｢少し食べたらクリーム吸うんだよ。そしてまた少し食べて吸うの。パパが言ってた。｣
｢大ちゃんでもまともなこと教えられるんだ。｣
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Layla(プロフ) - 更新楽しみにしています！いのちゃん＞_＜がんばれ！ (2016年4月17日 2時) (
レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！早く伊野尾ちゃんに妊娠&出産してほしいです(笑)伊野尾ちゃんがんばれ！他のみんなもがんばれ！ (2016年2月16日 13時) (レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2015年12月26日 1時
