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｢あっ、雄也くん。圭人くん。千鶴ちゃん。｣
意外にも彩星は元気だった。
岡本は心配で彩星を抱き
｢彩星大丈夫？｣
と聞いた。
｢痛い。でもお薬貰った。｣
｢そっか。｣
高木は看護婦に彩星の傷の状態を聞いた。
｢脳の方は異常ありませんでした。ただ、傷口が結構深いのでしばらく走ったりしないように。傷の長さや位置的に抜糸後は前髪を上げなき限り傷はわかりませんので。｣
彩星は右の端、生え際部分を怪我した。
｢抜糸までの間毎日消毒に来てください。痛み止めと抗生物質を出しておきましたので帰りに薬局で。3日分朝と夜2回処方してください。｣
その後薬局で薬を貰い保育園の先生と別れ彩星を連れて帰った。
｢ママは？｣
急に心細くなったのか彩星は抱かれている岡本の肩に顔を埋めた。
｢ママは仕事だよ。｣
｢パパは？｣
｢パパも仕事。｣
｢裕翔くんは？｣
｢裕翔も仕事。｣
｢圭人くん。ママの所行く。｣
急な彩星の発言に岡本が困ってると千鶴が彩星に
｢いい子で待ってたらママもパパも早く帰って来るよ。｣
と言った。
｢ホント？｣
｢ホントだよ。｣
彩星は千鶴の言うことを聞き岡本から下りるとソファーに横になった。
それを見た高木が
｢彩星大丈夫か？｣
と聞いた。
｢うん。でも血出たとこ痛い。｣
｢そっか。じゃあゆっくり寝なよ。｣
彩星は寝るでもなくただ横になってじっとしていた。
｢彩星ちゃんお腹空かない？お姉ちゃん何が作ろっか？｣
｢いらな。……そうだ。プリン。プリン食べたい。｣
｢プリンかぁー。雄也。冷蔵庫にプリンある？｣
高木が冷蔵庫を開けるとプリンが目の前にあった。
だがそのプリンには
“だいき”
と書いてあった。
だが高木はフタを開けスプーンを持って彩星に渡した。
｢美味しいね。｣
｢そっかよかったね。｣
｢千鶴。オレ、山田と有岡くんにLINE送って見るわ。｣
｢うん。｣
彩星はプリンを食べると横になった。
しばらくすると眠ってしまった。
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Layla(プロフ) - 更新楽しみにしています！いのちゃん＞_＜がんばれ！ (2016年4月17日 2時) (
レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - いつも更新楽しみにしています！早く伊野尾ちゃんに妊娠&出産してほしいです(笑)伊野尾ちゃんがんばれ！他のみんなもがんばれ！ (2016年2月16日 13時) (レス) id: 1ac7fc90e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：有山 | 作成日時：2015年12月26日 1時
