つなぐ手と手 6 (ページ10)

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｢終わったぁー。｣

知念は嬉しそうにソファーにダイブした。

山田はお風呂に入り気持ち良くなって眠くなった彩星を寝かせた。

｢お腹空かない？何か作るよ。｣

山田がキッチンに立つと八乙女が

｢山田いいよ。オレが何か作るよ。｣

とキッチンに立った。

｢うどんで良い？｣

みんな賛成すると八乙女はうどんを茹で始めた。

その間に山田はパソコンで調べものをした。

｢何調べてるの？｣

中島が山田のパソコンを覗きながら聞いてきた。

｢彩星の保育園探してるの。｣

そんな山田の話しに有岡が

｢はぁっ？聞いてないんだけどそんな話し。｣

とイジけた。

｢当たり前じゃん。だって言ってないもん。｣

｢何でそんな大事なこと相談しないの？｣

｢まだ預けるって決めたワケじゃないし。今保育園って空きがないんだって。いざとなってからじゃ遅いから下調べ。｣

真剣に調べる山田を見て有岡は少し寂しくなった。

｢涼介。オレらの関係ってなんだろうね。夫婦ってなんだろうね。｣

｢大ちゃん？別に山ちゃんだって相談しなかったワケじゃないよ。｣

中島が必死にフォローした。

｢別にオレが気になったから調べてたんだから。｣

有岡は子供みたいにあっさり機嫌を直した。

お昼を食べ終わってもなお�木は帰って来なかった。