つなぐ手と手 6 (ページ9)

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｢山田。｣

急に伊野尾が山田の名前を呼び出した。

山田は伊野尾の元へ行くと

｢彩星何してんの。｣

彩星がどこからか持って来たのか絵の具を山田がこれから干そうとしていた洗濯物が入ったカゴの中にいっぱい入れて遊んでいた。

｢大ちゃーん。｣

｢どうした？……なんだこれっ？｣

｢彩星口にしたかな？一応口の回りは汚れてないけど。｣

｢山田洗い直しだね。｣

｢何いのちゃんのんきなこと言ってんの？｣

｢子供のしたことじゃん。｣

山田が困ってるとみんなリビングに戻って来た。
｢彩星ピンク色してどうしたの？｣

彩星の姿を見た中島はびっくりしながらも笑った。

｢どこからか絵の具持って来たみたいでさぁー。誰の？｣

山田が絵の具にチューブをみんなに見せると八乙女が

｢それ俺のだ。｣

と言い出した。

｢何で光くんの絵の具を彩星が持ってんの？｣

｢今度JUMPのキャラクター“9ぷぅ”をぬいぐるみにしたいって言われてスケッチブックとペンと絵の具事務所の人からもらったんだよね。｣

｢えぇーすごいじゃん。｣

関心する一同。

だが山田は

｢光くん気をつけてよ。彩星が食べたらどうするの？｣

｢ごめん。｣

みんなで手分けをして服を手洗いをした。

山田は彩星をお風呂へ入れた。