つなぐ手と手 6 (ページ7)

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｢はい。オレからも報告。｣

�木もついでとばかりに

｢オレ結婚する。｣

と、突然の告白。

｢えっ？何でそんなに驚くの？｣

｢だって結婚って……｣

そう言う中島に対し�木は

｢じゃあ、ダメ？｣

と聞き返した。

｢別にダメとか良いとかないけど。｣

｢そうそう。山ちゃんの言う通り。別にオレだってダメってつもりで言ったワケじゃないし。｣

｢社長には報告した。それから……オレ父親になるんだ。｣

�木の更なる告白にまたみんなびっくりし何も言えなくなった。

｢でもオレもあいつも話し合って薮くんが良くなるまで一緒には住まないから。｣

｢ちょっと待ってよ。薮のためにそんなことしちゃいけない。｣

｢伊野尾くんの言いたいことはわかるよ。でも伊野尾くん薮くんに言っちゃったんだよね？社長から全員で住んだ方が良いって。｣

｢でもそんなの何とでもなる。結婚するから家出て良いって言われたとか。｣

適当にポンポンとウソが出る伊野尾に知念が

｢適当なウソ付いたってバレるって。もっと考えて言わないと。｣

と言うとみんないろいろ言って責めた。

伊野尾は逃げるように

｢そうだ。薮に食事持って行かなきゃ。｣

と言って逃げて行った。

｢いのちゃんの適当はクセかなぁ？それともマジで言ってる？｣

八乙女は伊野尾の適当が分からなくなった。

｢っで、雄也本当にいいの？｣

山田は�木再度確認した。

｢うん。2人で良く話した結果だから。ただ、出産間近になったら彼女この家に連れて来ていいかな？｣

｢もちろん良いよ。｣

中島が賛成するとみんなも賛成した。