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夜6時。
中島が帰って来た。
｢ねぇー見てよ。今日ファション誌の撮影で赤ちゃんと撮影して赤ちゃんの服可愛かったからその場で売ってもらったんだ。……あれっ、いのちゃんは？｣
帰って来て早々1人テンションの高い中島に山田は
｢うーん。裕翔くん1回黙ろうっか。詳しい話しは後でみんな揃った時にするけど、その服いらないから。｣
｢なんで？男の子でも女の子でも大丈夫だよ。｣
｢裕翔くん。｣
いつもと家の様子が違うことにようやく気がついた中島は
｢手洗って来るね。｣
と行ってしまった。
中島の帰宅から間もなくして知念も帰って来た。
｢ただいま。涼介なんかあった？｣
｢うん、まぁー。｣
｢なんかいつもと違う空気感。｣
｢夕食の時話しがあるんだ。｣
｢もしかして宏ちゃんに何かあった？｣
｢薮ちゃんは変化なし。……いのちゃんの事なんだよね。｣
｢いのちゃん？……わかった。後でだもんね。｣
｢うん。｣
全員揃ってところで夕食にした。
｢っで話しって何？｣
中島が聞くとすぐに知念が
｢あれ？いのちゃんとヒカは？｣
と聞いた。
山田は伊野尾の事と八乙女の事を話した。
｢えっ？じゃ、宏ちゃんどうなるの？｣
｢それはわかない。それにいのちゃんだって妊娠できなくなったワケじゃないから。｣
｢光くん何か知ってそうなんだよね。｣
｢さっきから圭人そればっかり。｣
｢大ちゃんはどう思うの？救急隊に言ってたんだよ？『誰かに押されたみたいに落ちた』って。｣
｢それはわかるよ。でも光くんって繊細じゃん。だから何も言わないのは何かを隠してるワケじゃなくてショックだったんだよ。｣
有岡と岡本だけで話しを進めはじめたため山田は
｢ちょっと。｣
と話しを止めた。
｢何でいのちゃん階段から落ちたのかなぁ？｣
中島がそう呟いた。
｢何でって？｣
有岡が中島にの言葉に食いついた。
だが、ここで話しても仕方ないということでこの話しはこれで終わった。
その後帰って来た高木にも伊野尾の事が伝えられた。
高木はすごく落ち込んだ。
それから1週間経っても八乙女は部屋から出て来なかった。
ついにはヒルナンデスの仕事も休んでしまった。
今年最後のヒルナンデスだっただけにマネジャーや事務所関係者が八乙女に事を聞きに来た。
だが八乙女は何も言わなかった。
｢光くん。オレいのちゃんの病院行って来るね。｣
｢……｣
若干山田も八乙女が何も言わないことにイライラしていた。
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苺love - 面白いです！これからも頑張ってください(^.^) (2015年8月8日 16時) (
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作者名：有山 | 作成日時：2015年7月22日 14時
