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夕方になりようやく目を覚ました伊野尾。

「ひ……かる……」

「いのちゃん?」

八乙女は伊野尾がめを覚ましたことをナースコールで伝えた。

「光……赤ちゃんは?」

そんな伊野尾の言葉に何も言えなかった。

そんな様子を見た山田が伊野尾にそっと

「いのちゃんだけでも無事で良かったよ。」

と、遠まわしに言った。

そんな山田の言葉に伊野尾は布団を被り泣いた。

「いのちゃん……」

八乙女は今何も言えないことに罪悪感で病室を飛び出した。

岡本は八乙女を追いかけた。

「いのちゃん?結局1週間入院だって。体痛くない?鞭打ち状態だって。」

伊野尾は大事を取って1週間入院することに。

山田は何を言っていいのかわからず伊野尾に病状を伝えることで精一杯だった。

とりあえず家に帰ることにした山田は

「入院道具そこの棚に入ってるから。」

と伝え病室を出て八乙女と岡本をさがしに行った。

彩星は疲れたのがベビーカーで寝ていた。

山田がロビーに行くとロビーのイスに座っていた。

「光くん。圭人。」

「山ちゃん。」

「光くん何があったの?」

「それがさっきから何も言わなくて。」

山田は八乙女の隣に座り

「ゆっくりでいいから。ねっ?」

「……別に何もなかった……」

山田も岡本も八乙女がウソを言ってるとすぐにわかったが山田は優しく

「そっか。……彩星寝ちゃったから帰るか。」

と八乙女の気持ちを察し多くは言わなかった。

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苺love - 面白いです!これからも頑張ってください(^.^) (2015年8月8日 16時) (レス) id: 3b8a0ea1f6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:有山 | 作成日時:2015年7月22日 14時

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