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｢どこからか風邪の菌が入りそれが悪化し髄膜炎を起こしてる状態です。今無菌室内で医療してまず。しばらく面会は謝絶ということでお願いします。状態が安定し、面会ができる状態になりましたらご連絡いたします。｣
先生は淡々と説明し薮の治療へと向かった。
伊野尾はワケが分からなくなり完全に思考回路が止まっていた。
｢いのちゃん？｣
知念は伊野尾に声をかけ伊野尾を立たせた。
すると伊野尾はまた貧血を起こした。
近くに居た看護婦は伊野尾を産夫人科に連れて行った。
｢今点滴をしてます。お話は聞きました。今の精神状態ですと流産、または早産になる可能性があります。｣
知念は血液内科の先生、産科の先生に説明されたことをメンバー全員に話した。
｢そうなんだ。｣
八乙女が落ち込むと中島が
｢オレらだけはいつも通りでいよう。｣
と提案した。
｢そうだよね。ユッティーの言う通りだよ。｣
知念は中島の意見に同感した。
｢今いのちゃんは？｣
山田が心配そうに聞いた。
｢帰って来てすぐ寝かせた。まだ寝てたよ。｣
知念がそう答えると
｢いつ帰って来たの？｣
と中島が聞き返した。
｢4時頃。｣
それを聞いた一同は
｢寝すぎじゃない？｣
と口を揃えで言った。
現在夜9時。
｢一応夕食時知念に起こしに行ってもらったんだけど知念かわいそうになって結局起こさなかったんだって。｣
｢涼介だって行ったら絶対起こせないから。｣
そんな話うをしていると伊野尾がふらっとやってきた。
｢いのちゃん大丈夫？｣
知念が心配すると伊野尾は何も言わなかった。
そのまま伊野尾はソファーに座り
｢お腹空いた。｣
と呟いた。
みんなは笑い山田は
｢何食べたい？｣
と聞いた。
｢温かいものが良い。｣
｢今日の夕食シチューだったけど食べる？｣
｢うん。｣
山田はシチューを温めると部屋中に広がる匂いに伊野尾は吐き気で洗面台に走った。
｢いのちゃん？｣
知念が伊野尾を追いかけると伊野尾は苦しそうにしていた。
知念は伊野尾の背中を摩りながら
｢大丈夫？｣
と声をかけた。
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苺love - 面白いです！これからも頑張ってください(^.^) (2015年8月8日 16時) (
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作者名：有山 | 作成日時：2015年7月22日 14時
