つなぐ手と手 3 (ページ23)

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｢いのちゃん？｣
｢とりあえずソファーまで運ぼう。光くんも健人も手伝って。｣
伊野尾をソファーまで運び寝かせると山田が
｢オレもあったなぁ。やっぱ女性ホルモン入れるって肉体的に辛いんだよね。｣
そんな山田の発言に健人は
｢子ども作るんすか？｣
と聞いてきた。
｢うん。急に子ども欲しいとか言い出してオレ、正直戸惑ってる。｣
｢あれっ？薮ちゃん子ども欲しいって言ってたよね？｣
｢大ちゃん。薮ちゃん。｣
山田は有岡と薮の発言に対し怒った。
｢ごめん。健人の前で。｣
薮は本気で謝った。
｢オレは全然。でも伊野尾くん大丈夫かなぁ？｣
カウトダウンコンサートまで2時間。
伊野尾の今の体調では無理そうだった。
｢多分意識がないのは一時的。オレもそういう事あったし。｣
そのまま伊野尾をSexy Zoneの控え室に残し薮はマネージャーに相談に行った。
山田と有岡と八乙女は控え室に戻った。
控え室には中島と知念と�木が居た。
｢どこ行ってたの？｣
知念が心配そうに聞いた。
続けて起きていた�木が
｢伊野尾くんも居ないんだけど。｣
と聞いてきた。
八乙女は事を全て話した。
｢マジ？いのちゃん大丈夫なの？｣
慌てる中島。
｢裕翔くん落ち着きなよ。今薮ちゃんがマネージャーに話に行ってる。この後どうなるかわからない。｣
その後目を覚ました伊野尾は辛い体をお越し周りの反対を押し切ってステージへ上がった。
そこで薮の病気と活動を休む事、伊野尾が子作り中で体調悪い事を話した。
一瞬空気が止まったが先輩や後輩が応援してくれるとファンからも応援の声が上がった。
その後なんとかカウトダウンコンサートを終えた伊野尾は初詣には行かず山田と薮と一足先に家に帰った。