つなぐ手と手 3 (ページ22)

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そのままとりあえずJUMPの控え室に行くと伊野尾は居らず代わりにソファーで�木が寝ていた。
｢光。いのちゃんは？｣
｢あれっ？薮の所行くって。｣
｢来てないよね？｣
｢そうだね。ってか薮ちゃんがSexy Zoneの控え室に行ってるなんて知らないよね？｣
｢だね。涼介と薮ちゃんはここで待ってて。オレ探して来るから。｣
有岡は控え室を飛び出して行った。
その頃伊野尾はSexy Zoneの楽屋まで来ていた。
ドアを開けるなり倒れ込む伊野尾。
｢伊野尾くん？｣
健人が駆け寄って来た。
｢薮……薮……｣
｢薮くんたちならさっき戻りましたけど、大丈夫ですか？｣
｢…………｣
｢伊野尾くん？｣
倒れ込んだ伊野尾は意識を失っていた。
｢マジかよ。風磨。早く戻って来て。｣
あたふたする健人は何もできずただ菊池が戻って来るのを待った。
｢いのちゃんどこ行ったんだよ。わっかんねぇー男。｣
有岡はそうブツブツ言いながらSexy Zoneの控え室に向かった。
Sexy Zoneの控え室の近くまで来るとドアが開いており誰かの足が見えた。
有岡が急いで駆けつけると伊野尾が倒れておりあたふたする健人の姿があった。
｢いのちゃん？健人、いのちゃんどうしたの？｣
｢急に倒れて。｣
｢いのちゃん体調悪かったんだよ。｣
有岡はその場に座り伊野尾の頭を自分の膝へ乗せた。
すると
｢熱い。｣
伊野尾の頭を抱えた時とても熱いことに気がついた。
｢いのちゃん熱あるんだ。ほらっ、呼吸が荒い。健人携帯に薮ちゃんの番号ある？オレ控え室置いて来ちゃったんだ。｣
健人が携帯を有岡に渡すと有岡は電話帳から薮の名前を探し電話した。
｢健人？どうかした？｣
｢オレだよ。大貴。いのちゃんが大変なんだよ。すぐにSexy Zoneの控え室来て。｣
｢えっ？わかった。すぐ行く。｣
数分で薮は来た。
控え室にいた光も一緒に。
遅れて山田もやって来た。