つなぐ手と手 3 (ページ3)

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｢山ちゃんいってらっしゃい。｣
｢いってきます。｣
山田は元気に出かけて行った。
｢おはよー。｣
｢涼介チョー元気いいじゃん。｣
｢山田体調崩したんだって？大丈夫？｣
｢うん。雄也も心配してくれるんだ。｣
｢当たり前じゃん。｣
｢雄也って人の事気にしなさそう。｣
｢そうだね。雄也自分のことでいっぱいいっぱいで涼介や宏ちゃんの心配できなそう。｣
｢はぁー？んなワケ……たまにあるかも。｣
楽しい雰囲気に山田は離婚したことを切り出せなかった。
撮影が始まり山田はいつも通りだった……というよりかはハイテンションだった。
｢今回調査するのはコチラ。｣
山田仕切りで撮影が始まった。
｢撮影は以上になります。｣
撮影が終わりロケバスで休憩していると山田は寝てしまった。
｢山田疲れたのかな？｣
｢違うよ。病み上がりってヤツでしょ。雄也が撮影中全然話さないからだよ。｣
｢知念だって。｣
そんな話をしている知念と�木の元へスタッフがやって来た。
｢山田くんしか話してないから後日撮影やり直しね。取材協力者にも許可取ったから。｣
知念も�木も申し訳なくなった。
そのままロケバスはテレビ局へ戻って行った。