つなぐ手と手 3 (ページ17)

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｢そうだ。涼介ごめんね。せっかくロケやり直しになったのにボクも雄也も口数少なくて。｣
｢いいよ。OK貰えたし。｣
｢薮。あーん。｣
｢恥ずかしいからいいよ。｣
｢良いから。あーん。｣
薮は恥ずかしそうに伊野尾から唐揚げを食べさせてもらった。
｢涼介良いから食べなよ。｣
｢うん。大ちゃんも何か取る？｣
｢良いから。はいっ。涼介。｣
｢ありがとう。｣
こんな雰囲気の中1人テンションが低くくハイペースでビールを飲む�木が居た。
｢雄也どうした？｣
山田は�木にそっと聞いた。
｢彼女とケンカした。悪いの彼女の方なのに簡単に許しちゃったら『私のこと本気で愛してない』って。でも、彼女が悪いって言っても大したこと無かったから許したのに。｣
｢女って面倒だよね。｣
｢山田話しわかるじゃん。ほらっ、山田も飲もう。｣
�木はキッチンから大きいクラスを持って来るとグラスにウーロン茶を注ぎ
｢話しがわかる同士とことん飲もう。｣
とウーロン茶のグラスを山田に渡し�木は勝手に乾杯した。
｢雄也飲みすぎじゃん？｣
そんな�木に絡まれてる山田を見た有岡がすぐに
｢ちょっと�木何やってんの？飲みすぎだよ。｣
と山田を助けに入った。
｢彼女とケンカしたんだって。｣
｢女は面倒なんだよ。怒れば逆ギレするし、許せば本気で愛してないとか。ってか、どっち言われても納得しろよ。悪い事したのお前だろ。｣
�木はテーブルに顔を伏せてしまった。
大声で愚痴を言う�木にみんな気づき�木を必死でなだめた。
そのまま�木は寝てしまった。
パーティは3時間やり解散した。
八乙女は最後の片付けまで手伝った。
｢光くんありがとうね。｣
｢山田こそありがとう。美味しかったよ。｣
伊野尾は�木にブランケットをかけてあげた。
片付けが終わると八乙女は帰って行った。