寂しくて ページ7
収録を終え足早に帰った2人。
家に着くとそこにはかすだけしか居なかった。
じん「かすちゃんありがとう。はやしんは?」
かす「はやしんくんなら電話が来て帰って行ったよ。」
テオ「空大人しくしてたか?」
空「にぃーにヤダ。」
テオ「なんで怒んの?泣いちゃうぞ。」
じん「空機嫌悪いじゃん。どうした?」
空「パパもにぃーにもキライ。」
そう言ってかすに抱きつく空。
かす「なんかしたんじゃない?女心分かんなそうだし。」
テオ「まだ2歳だぞ。女心とかあるかよ。」
かす「あるわよ。スカートが履きたいとか。そういうのが女心。見なさいよ。またズボンにシナモンの服。毎回違っても結局パターンはズボンとシナモン。可愛けどね。」
じん「でもこれ空が着たいって。かすちゃんやこなんちゃんから貰ったワンピースとかあるんだけどね。」
かす「それか寂しいのかも。2人共最近働き過ぎで空ちゃんとちゃんと遊んでる?」
じん「それは…………」
テオ「でもなるべく一緒に居るようにはしてるよ。」
かす「たぶんだけど原因はそれだね。ってことで私帰る。」
テオ「もう帰んのかよ。」
かす「私この後こなんと待ち合わせしてるから。」
こうして帰って行ったかす。
じん「とりあえず洗濯物干すわ。」
☆イニ☆は洗濯物を干し、テオはリビングで編集作業をしていた。
じん「ねぇテオくん。朝のはやしんの話しなんだけど。」
テオ「オレもずっと考えてた。」
じん「はやしんホントにまーちんのこと好きなわけ?」
テオ「あいつが男やオカマに恋愛感情を持てるとは思えない。」
じん「妊娠したって。はやしん潔癖なところあるじゃん?やるかなぁ?」
テオ「オレは同じサッカーチームで月に何回も会ってるけどあいつがメンバーに手出すとか本気じゃない相手にゴム無しとかありえないんじゃん?」
じん「そんな事情まで分かっちゃうんだ。」
テオ「アハハハハ。ごめん。ゴム無しは潔癖からのただのオレの偏見。」
じん「でも酷い顔してたよね。きっと寝れてなかったのかも。」
そんな話しをしながら☆イニ☆は洗濯物まで畳み夕食のパスタを作り始めた。
テオ「そういえば静かじゃない?」
じん「空不貞腐れて寝室行ったから寝てるか絵描いてるんじゃない?」
テオ「ちょっと見てこよっか?」
じん「辞めといた方がいいよ。きっと大泣きして暴れる。」
そのまま2人は夕食が出来るまで空を放っておいた。
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し74356号(プロフ) - すごく気に入ってます! (2018年8月14日 0時) (レス) id: f77040b852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じんクラ | 作成日時:2018年8月11日 1時