人気になり過ぎて ページ5
夜。
お得意の銀の皿を注文し、サーティワンのアイスケーキを買って来て空のお祝いをした。
だが、相変わらず夜は動画UPやら☆イニ☆はリプ返。
テオはファンとの荒野行動をしているためちょっと寂しい空。
以前に比べてファンの数が急上昇したため夜のほとんどをファンに費やすようになった。
空「パパジュース。」
じん「はいよ。」
テオ「あっ、やられた。ほらっ、空たまご食べたら?」
空「食べてるよ。」
じん「めっちゃこぼれてる。あっ、みずきさんから電話。」
そんな状況に空は箸を置き、
空「もういらない。」
とちょっと機嫌が悪かった。
テオ「じゃあアイス食べるか?」
空「いらない。」
テオ「アイス大好きじゃん。」
テオにそう言われ空は
空「いらないの。」
と叫んだ。
じん「みずきさんごめんなさい。後で掛け直します。」
☆イニ☆は早々電話を切り上げた。
じん「どうした?」
空「パパもにぃーにぃーも嫌い。」
そう言って大泣きしながらソファにうつ伏せになった。
じん「どうしたんだろ?こんなことなかったのに。」
テオ「具合悪いんじゃない?」
☆イニ☆は空の首元を触った。
空「あっち行って。」
じん「別に熱くないけど…………空?」
空「ヤダー。あっち行って。」
今までこんなことなかったため☆イニ☆はリプ返をやめて空の様子を見ていた。
テオ「2歳になったし自我が出たんじゃない? 」
じん「でもそれって何かに怒ってるって事だよね?」
テオ「そっか。でも空が怒る要素なくない?」
そんなことを考えてると空は泣き疲れて寝てねしまった。
じん「空寂しいのかなぁ?」
テオ「もしかして昼間のはやしんのところでの?」
じん「あっ、気づいてた?」
テオ「そりゃあ気づくっしょ。」
じん「はやしんから離れたくない騒動の時からずっと考えてたけど全国ツアーで遠くまで行かなきゃならないなら空をはやしんに預けよっかなって。」
テオ「遠くってどの距離。」
じん「関東圏以外の所。」
テオ「はやしん今バンド活動忙しくない?」
じん「あいつら今仲間割れしてんじゃん?だから意外と時間あるみたいよ。」
テオ「ってか何で仲間割れしたんだ?」
じん「さぁ?それは知らないけど3対2らしい。」
テオ「じゃああの家に居るの辛くない?」
じん「たぶんね。」
空の心配もしながら他人の心配もする優しい2人だった。
52人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し74356号(プロフ) - すごく気に入ってます! (2018年8月14日 0時) (レス) id: f77040b852 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:じんクラ | 作成日時:2018年8月11日 1時