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それから1週間。
伊野尾は事務所や社長に妊娠のことを伝え今度の雑誌の撮影が最後と言われた。
八乙女は精神科で良くなってると言われ仕事も普通にできるようになった。
そして伊野尾最後の仕事の朝。
伊野尾は普通に起きて顔を洗いに洗面所へ行った。
「はぁー。もぉーマジで。」
伊野尾の両頬にいくつもの吹き出物が出来ていた。
そう。
伊野尾はもう妊娠特有の肌荒れが始まっていた。
「山田。」
「どうしたの?」
朝食を作ってる山田は伊野尾の顔を見てびっくりした。
「肌荒れてんじゃん。」
「結構やばいよね。」
「うん。」
とりあえず山田はグレープフルーツを伊野尾に出した。
「どうしたのこれ?」
「今日彩星遠足なんだよね。昨日一緒に買い物に行ったらこれ食べたいって。でも全部持たせるには量が多いから半分食べていいよ。」
「でも食べたからって今すぐ治るワケないじゃん。」
「でも、何もしないよりいいんじゃない?吹き出物ができるってきっとビタミンが足りてないんだろうね。」
伊野尾はなんだかんだ言いながらもグレープフルーツを食べた。
「それくらいなら厚くファンデーション塗ってもらったら。」
「隠せるかな?」
「わかんないけど、いけそうじゃん。」
その後伊野尾はグレープフルーツだけを食べると出かけて行った。
「ママ。」
「彩星おはよう。」
「慧くんは?」
「もう行っちゃったよ。」
「えぇー。一緒に朝ごはん食べようとしたのに。」
「仕方ないね。」
「ママ赤ちゃんまだ生まれないの?」
「まだまだ先。」
彩星はカレンダーの前に行って数えはじめた。
「もう7も経ってるよ。」
「彩星、“ひち”じゃなくて“しち”ね。」
「ひちってちゃんと言ってるもん。」
そのまま怒りながらトイレへ行く彩星。
「1人で大丈夫?」
「大丈夫だよぉ。」
彩星は怒りながら1人トイレに行った。
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Layla(プロフ) - コメント失礼します。お話しご好きで読み返しています!もしお時間がありましたら、続きをお願いします! (2019年9月27日 1時) (レス) id: 5c774de5e2 (このIDを非表示/違反報告)
あかり(プロフ) - コメント失礼します。このお話すごく好きでときどき読み返します。そろそろ更新してくれたら嬉しいです。 (2018年3月2日 8時) (レス) id: 0083b728f1 (このIDを非表示/違反報告)
めぐみ(プロフ) - このお話が大好きで、頻繁に読みに来ています。是非、続きが読みたいです。更新待ってます! (2018年2月21日 1時) (レス) id: b7052d81b0 (このIDを非表示/違反報告)
(名前) ???(プロフ) - 続きみたいです!! (2017年4月16日 19時) (レス) id: 7679ea9a1f (このIDを非表示/違反報告)
Layla(プロフ) - いつも楽しく読ませて頂きました。いのちゃん、薮君に幸せになって欲しいです!!これからも頑張って下さい! (2016年5月1日 17時) (レス) id: 801c5de6c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:有山 | 作成日時:2016年4月26日 15時